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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-D移ろいゆく季節〜The Road to Ace of Aces〜
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もすぐに「だから僕は、僕だけは生き続けないといけない。ティアナを守るためにも」真剣な、強い意志に固められた表情へと変えた。
「ティアナちゃんも、その・・・魔導師なんですか?」
「まあね。僕のクロスファイアシュートなどの射撃魔法を、護身用として習得したいと言われて教えはしたけど・・・」
ランスター一尉はそこまで言ったところで語尾を濁した。どうしたのかな?って小首を傾げていると、「高町教導官は、管理局に入る際、ご家族は反対しなかったかい?」一尉がそう訊いてきた。
「いえ・・・。反対はされなかったです・・・」
お父さんもお母さんも、反対どころか私が初めて抱いた夢を応援してくれた。神器によって瀕死になっちゃった後も、局員や魔導師を辞めさせようとしなかった。
「そうかい。・・・僕は、出来れば入ってほしくない・・・。でも妹は管理局に入り、僕の補佐をしたいって言うんだ」
「ランスター一尉はそれが・・・嫌、なんですか・・・?」
友達だけでもそう言ってくれると嬉しい。それが家族なら余計に嬉しいと思う。フェイトちゃんとアリシアちゃんがそうだったし。でも、ランスター一尉の考えも解る。だってランスター一尉は・・・。
「空戦魔導師って、実はかなり危険な仕事だ。空戦で撃墜されたら死ぬかもしれない。僕もこれまでに撃墜寸前に陥ったことが、死ぬ思いをしたことが二度くらいある。まぁ、それでも空が好きだからまた戻るんだけどね」
「あ、私も空が大好きなんです。私も一度撃墜されちゃいましたけど、それでもまた戻ってきちゃいました!」
そう言って苦笑いを浮かべるランスター一尉に、私も同じだと言うことを伝えた。墜とされちゃっても、やっぱり空が好きなんだって私は強く思った。死ぬことはとっても怖いけど、それでも空に魅了されちゃった私はもう空無しじゃいられないと思う。
「あはは! だと思ったよ。余程空が好きじゃないと、その歳で戦技教導隊になんてなれないからね!」
大笑いするランスター一尉に釣られて「はいっ!」私も笑った。
「・・・確かに空を飛ぶことが好きになってしまうと、どうしてももう一度って思いが生まれる。それがたとえ危険な仕事であっても。そして撃墜を味わえば、その恐怖もまた理解できてしまう。だからかな。妹の夢を応援はしたい。魔導師でも良い、局員になっても良い、でも空戦魔導師には・・・なってほしくない、そう思ってしまうんだ」
妹のティアナちゃんを大事に想うからこその苦悩だった。どうフォローすればいいのかを考えてるところで・・・
『エマージェンシー! クラナガン西部上空にてハイジャックが発生。首都航空隊および防衛隊は至急出動せよ! 繰り返す――』
事件発生を知らせるアナウンスが流れた。食事の途中だったけど、「首
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