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Eipic1-D移ろいゆく季節〜The Road to Ace of Aces〜
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バインディングで・・・!」

≪All right≫

ランスター一尉の放った魔力弾を避けている中、「でりゃぁぁぁぁ!」一尉自らがまた接近を試みてきた。そして私ははまたシールドを展開して、一尉の魔力斬撃がシールドにヒット。

≪Binding Shield≫

「え・・・!?」

ランスター一尉が驚きを見せる。シールドの表面からチェーンバインド4本が発生、一尉の右腕や胴体に絡みついた。見た目は通常のシールドと同じだから、初見だとたぶん誰もが引っかかると思う。私は「本気で行かせてもらいます!」そう宣言して後退。足元に展開した魔法陣――フローターフィールドに着地して、魔力をチャージ。

「うわっ、うわっ! やばい、やばい!」

チェーンバインドから逃れようと足掻くランスター一尉へと向けて・・・

「ディバイィィィン・・・バスタァァァァーーーーッッ!」

チャージし終わった砲撃を撃ち放った。砲撃は一直線にランスター一尉へ向かって行って・・・直撃。そうして模擬戦の第1戦は終了。私たち第4班からは誰1人として撃墜者は出さない完全勝利だった。
それから感想戦や休憩を挟みつつ3戦を行って4戦4勝を立てた後、お昼休憩になった。まずはシャワーを浴びて汗を流して、それからレストランで合流。好きなメニューを注文してそれぞれ席に着いてく中・・・

「高町なのは教導官。隣、いいかな?」

「あ、はい、どうぞ」

ランスター一尉が私の隣に着いて、みんな揃ってお昼ご飯を頂く。

「いやぁ、本当に強かったよ高町教導官。君やチーム・ウミナリの評判は知っていたけど、実際に戦ってみてよく解った。最年少で戦技教導隊や空戦Sランクになるのも解るよ」

「ありがとうございます」

ランスター一尉が私やチーム海鳴のことを褒めてくれた。そんな一尉がコトンとテーブルの上に携帯端末を置いた。

「あ、可愛いお人形ですね」

手作りっぽい女の子のお人形がストラップとして付けられてた。

「あぁ、コレかい? 妹が作ってくれたんだ。妹は自分そっくりに作ったようなんだけど、さすがにまだ幼いからね、少し不格好だ。でも僕の誕生日プレゼントに、って一生懸命ニガテな裁縫で手作りしてくれたんだ。それが本当に嬉しくて」

そう言ったランスター一尉は妹さんの作ったお人形を手に、とても優しい頬笑みを浮かべた。そして「あ、これが僕の妹、ティアナ」写真を見せてくれた。ランスター一尉と小さな女の子――ティアナちゃんの映る写真・・・。でも2ショットばかりで、お父さんやお母さんの映る写真は無い。

「ん? あぁ、父と母は事故で、ね。今となっては僕がティアナの親代わりでもあるんだよ」

顔に出ちゃってたみたいで、ランスター一尉は少し沈んだ表情で答えてくれた。で
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