暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-D移ろいゆく季節〜The Road to Ace of Aces〜
[6/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
バインディングで・・・!」
≪All right≫
ランスター一尉の放った魔力弾を避けている中、「でりゃぁぁぁぁ!」一尉自らがまた接近を試みてきた。そして私ははまたシールドを展開して、一尉の魔力斬撃がシールドにヒット。
≪Binding Shield≫
「え・・・!?」
ランスター一尉が驚きを見せる。シールドの表面からチェーンバインド4本が発生、一尉の右腕や胴体に絡みついた。見た目は通常のシールドと同じだから、初見だとたぶん誰もが引っかかると思う。私は「本気で行かせてもらいます!」そう宣言して後退。足元に展開した魔法陣――フローターフィールドに着地して、魔力をチャージ。
「うわっ、うわっ! やばい、やばい!」
チェーンバインドから逃れようと足掻くランスター一尉へと向けて・・・
「ディバイィィィン・・・バスタァァァァーーーーッッ!」
チャージし終わった砲撃を撃ち放った。砲撃は一直線にランスター一尉へ向かって行って・・・直撃。そうして模擬戦の第1戦は終了。私たち第4班からは誰1人として撃墜者は出さない完全勝利だった。
それから感想戦や休憩を挟みつつ3戦を行って4戦4勝を立てた後、お昼休憩になった。まずはシャワーを浴びて汗を流して、それからレストランで合流。好きなメニューを注文してそれぞれ席に着いてく中・・・
「高町なのは教導官。隣、いいかな?」
「あ、はい、どうぞ」
ランスター一尉が私の隣に着いて、みんな揃ってお昼ご飯を頂く。
「いやぁ、本当に強かったよ高町教導官。君やチーム・ウミナリの評判は知っていたけど、実際に戦ってみてよく解った。最年少で戦技教導隊や空戦Sランクになるのも解るよ」
「ありがとうございます」
ランスター一尉が私やチーム海鳴のことを褒めてくれた。そんな一尉がコトンとテーブルの上に携帯端末を置いた。
「あ、可愛いお人形ですね」
手作りっぽい女の子のお人形がストラップとして付けられてた。
「あぁ、コレかい? 妹が作ってくれたんだ。妹は自分そっくりに作ったようなんだけど、さすがにまだ幼いからね、少し不格好だ。でも僕の誕生日プレゼントに、って一生懸命ニガテな裁縫で手作りしてくれたんだ。それが本当に嬉しくて」
そう言ったランスター一尉は妹さんの作ったお人形を手に、とても優しい頬笑みを浮かべた。そして「あ、これが僕の妹、ティアナ」写真を見せてくれた。ランスター一尉と小さな女の子――ティアナちゃんの映る写真・・・。でも2ショットばかりで、お父さんやお母さんの映る写真は無い。
「ん? あぁ、父と母は事故で、ね。今となっては僕がティアナの親代わりでもあるんだよ」
顔に出ちゃってたみたいで、ランスター一尉は少し沈んだ表情で答えてくれた。で
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ