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見習い悪魔
4部分:第四章
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こで使ったのね!」
「ここで使わなくてどうするんだ!」
 こう言うのである。そしてだ。
 そのボールは彼のグローブの中に収まったのだった。まさに一瞬だった。
 だがこれでだ。阪神はピンチを脱したのだった。
 そしてだ。これは同時に中日にとってはチャンスが不意になったことだ。ミザルはこのことに歯噛みしさも悔しそうに呟くのであった。
「忌々しい、何てことなの」
「ふう、危なかったぜ」
 チブスはほっと安堵して全身から汗をかいていた。

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