プロローグ〜聖なる焔の復活〜
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兵が驚いた瞬間、青年は鞘に納めてある炎の色を現すかのような紅の宝珠が付いた音叉の形に類似した刃の剣を抜いて突きの構えをし、周囲に漂う魔力を剣に集束した。すると剣には魔力によって発生した風が宿り
「空破!絶風撃!!」
青年が一歩前に踏み込んだ瞬間、青年は目にも見えないスピードで風を纏わせた剣で突撃して帝国兵の背後へと駆け抜けて帝国兵の身体に風穴を空けた!
「ガアッ!?ちく……しょう………!」
帝国兵は悔しそうな表情で絶命して地面に倒れた!
「ヒッ!?」
目の前で人が死んだ事に女性は悲鳴を上げ
「―――逃げろっ!何があったか知らねえけどここは危険すぎる!」
「は、はい!助けて頂いて本当にありがとうございます!」
青年の声に弾かれるようにその場から走り去って行った。
「何だよ、これは……!?酷過ぎるだろ!まさか”戦争”か!?」
女性が去ると青年は周囲に倒れている帝国兵や市民達の死体を、そして燃え盛る街―――まさに地獄絵図と言ってもおかしくない状況を見て悲痛そうな表情をして身体を震わせていたが
「……何で俺が生きてるとか、ここはどこだとか考えるより、今は一人でも多くの人達の命を助ける事が先決だ!」
すぐに気を取り直し、青年は一人でも多くの罪なき命を救う為に戦火に包まれた街を駆けだした!
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