プロローグ〜聖なる焔の復活〜
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瞳の青年が光と共に現れた。
〜リベール王国・ロレント市〜
「………?(あれ?何で俺、意識があるんだ?消えたんじゃなかったのか?)」
目を閉じている青年は自分の意識がある事に疑問を思って恐る恐る閉じていた目を開いた。
「!?お、俺の身体が消えてねえ!?ど、どういう事だ、これは!?」
消滅したと思ったはずの自分の身体がある事に青年は戸惑い
「おい、ローレライ!どうなってんだこれは!?俺はアッシュと同化して消えたんじゃねえのか!?」
そしてすぐに気を取り直して声を上げた。しかし青年の叫びに対する返事は何も返って来なかった。
「キャ―――――ッ!?」
「!?」
するとその時悲鳴が聞こえ、声を聞いた方向に振り向くとそこにはエレボニア帝国兵に銃を向けられている女性市民が恐怖によって身体を震わせていた。
「リベールが俺達エレボニア帝国軍を追い詰めるだと!?大人しく俺達に従っていればよかったものを……!おかげで俺達は完全に孤立して、いつリベール軍に殺されるかわからない状態だ!せめて貴様らは道連れにしてやるっ!」
「ヒッ!?お、お願い!命だけは!」
「死ね――――ッ!!」
そして怒りの表情の帝国兵が銃の引き金を引こうとした瞬間、青年の身体は勝手に動いて手に闘気を纏わせ
「―――魔神拳!!」
闘気を纏わせた拳を振るった!すると拳から衝撃波が発生し、衝撃波はタイルを削り取りながら帝国兵に向かって命中し
「ガッ!?」
帝国兵を怯ませた!そして青年は帝国兵に向かって走り出して跳躍し
「―――崩襲脚!!」
「ガハッ!?」
闘気を込めた片足で帝国兵を蹴り飛ばした!
「無事か!?」
「は、はい!あ、ありがとうございます……!」
青年に助けられた女性は身体を震わせながら青年を見つめ
「グッ!?何者だっ!?まさか遊撃士か!?」
青年に蹴り飛ばされた帝国兵は起き上がって憎悪を込めた目で青年を睨んだ。
「ハアッ!?何だよ、遊撃士って!?そんな事より、何で軍人が国民の命を狙った!お前、それでも国を守る軍人か!?」
帝国兵の言葉に返さず青年は怒りの表情で帝国兵を睨んで叫び
「黙れ―――――ッ!邪魔をするなら貴様も殺すっ!!」
青年の問いに帝国兵は答えず、銃を構え直した。しかしその時青年は両手に闘気を練り、女性の前に出て練った闘気を解放した!
「粋護陣!!」
帝国兵が銃撃を放った瞬間、闘気による結界が青年を包み込み、青年を襲った銃弾を防いだ。
「何っ!?」
銃撃を防がれた帝国
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