玉璽の時間・5時間目(2016/05/16 一部修正)
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った。これはもう牙でも角でもない新しい疑似玉璽――爪の疑似玉璽と言えるだろう。
道も血痕の道でも蹂躙の道でもない新しい道――名付けるなら殺戮の道になるか?物騒な名前だけど。
最後は有希子だな。有希子の正規実用型疑似玉璽は陽斗やカルマの様な複合系ではなく統合系の嵐の正規実用型疑似玉璽だ。
疑似玉璽パーツは7月中旬から地味に作り置きしていたのを組み合わせたから時間が掛からなかったけど、それ以外の部分は1から作ったから、カルマの爪の正規実用型疑似玉璽より作るのに時間が掛かった。
形状はエア●ギアで天空の塔突入時に林檎が履いていた嵐の玉璽そのものだ。通常形態は棘の疑似玉璽に擬態していて、能力完全解放時に真の姿を現す仕様。
って言っても、核を組み込んでないから能力完全解放なんてしたら10秒くらいでA・Tそのものが自壊しちまうんだけどな。
取り敢えず、初代王組全員の正規実用型疑似玉璽強化改修及び交換を終え、早速性能テストを行おうとした所―――
「いいよな、磯貝達は優先的にA・T強化して貰って」
「高LVだから当然なんだろうけど、やっぱ羨ましいよな」
「……何だ?友人、正義。悠馬達の疑似玉璽を強化した俺の判断に文句でもあるのか?」
「別に文句があるって訳じゃねぇけど―――」
「こうも磯貝達だけ贔屓って言うか、優遇?されてたら多少の不満は覚えるって」
「ってか、その戦LVも疑似玉璽でいくつか底上げされてんだろ?本当に俺達と100以上のLV差があるのかよ?」
「寺坂……。この3人以外で初代王組――ってか、俺の判断に文句がある奴いるか?」
俺がそう告げると、女子で2人の生徒が手を挙げた。速水と岡野だ。
「磯貝達が私達より強いってことは分かってる。それでも今回の強化改修みたいに磯貝達だけ優遇されるのは私も納得できない」
「私も岡野と同意見。別に疑似玉璽が欲しいとか言わないけど、せめて一般的な意味で私達のA・Tも強化して欲しい」
「……定期的な調律で初代王組以外のA・Tも個人に合わせて最高の改造を施してんだけど。なぁ、律?」
「はい。未調律のどノーマルA・Tと比べたら調律済みの皆さんのA・Tは最低でも60%は性能が上がっています」
「「…………」」
「俺はただ個々の|暴
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