玉璽の時間・5時間目(2016/05/16 一部修正)
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リア》を元に試験型玉璽を正規実用型玉璽へと改造中だから、核の有無で疑似玉璽と玉璽の能力差が最低でも40%は生まれることになる」
「マジで?」
「マジで。しかも、俺が今から行おうとしてる疑似玉璽改造計画は、1つのA・Tに2つの疑似玉璽パーツ――例えば、悠馬の風の疑似玉璽は現時点で後輪にだけ疑似玉璽パーツが組み込まれてるけど、前輪にも疑似玉璽パーツ組み込むってもんなんだ。
この強化データを反映して、1つのA・Tに2つの核を組み込んだ強化型――いや、専用玉璽が完成すれば、強化型疑似玉璽との能力差は単純計算でも80%以上。
将来的な戦力強化を考えても、疑似玉璽強化改修計画はやる意味があると思うんだよ」
今まで話したことが無かった試験型玉璽の話や疑似玉璽強化改修計画の詳細について話すと、その場にいた律を除く全員――普段驚いた顔を見せることが殆どないカルマですら驚いた顔をしていた。
まぁ、玉璽の能力が最終的には倍以上も向上するかもしれないとか聞かされたら、普通は驚くか?試験型玉璽でもノーマルA・Tと比べたら何十倍も能力が上だからな。
でも、ちょっとだけ予想外なこともあったわ。まさか、誰一人として現時点での玉璽が試験型玉璽ってことに気付いてなかったとは……。
カルマ辺りは普久間島で試作型疑似玉璽の存在を知った時点で、正規実用型疑似玉璽より前に完成してた玉璽が試験型ってことに気付いたと思ったからな。
ちなみに律が驚いていなかったのは、玉璽及び疑似玉璽開発で俺の助手を務めてるからだ。こと玉璽に関する知識なら律は俺の次に詳しい存在と言える。
と、そんな説明してる間に驚きで固まってたクラスの中で逸早く元に戻ったカルマが吹き出し、笑い出したぞ。
「は、はははは!何、その隠し設定とパワーインフレ!?まるで少年漫画じゃん!!」
「隠し設定?ああ、試験型玉璽のことか?試作型がある以上、試験型があるのは当然だろ?
それとも玉璽より後に完成した正規実用型疑似玉璽の方を試験型と勘違
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