―もう一回―
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……蘇生されたかと思えば、《馬の骨の対価》によって《おジャマ・グリーン》が墓地に送られてしまい、三兄弟が一瞬にして瓦解する。しかして、そんな様子を万丈目は気にもかけず、通常モンスターをコストに二枚ドローする魔法カード《馬の骨の対価》により、ドローしたカードを見てニヤリと笑い。
「オレは永続魔法《異次元格納庫》を発動! このカードの発動時、デッキから三体のユニオンモンスターを除外する!」
万丈目のフィールドに、戦闘機が発進するような格納庫が配置されるが……その格納庫の内部は、まるで窺うことは出来ない。本当に異次元に繋がっているようなソレに、発動するより以前から警戒してしまう。
「さらに《V−タイガー・ジェット》を召喚し、《異次元格納庫》の効果を発動! このカードの効果で除外したモンスターに指定されたモンスターが召喚された時、そのモンスターを除外ゾーンから特殊召喚する! 除外ゾーンから現れろ、《W−ウィング・カタパルト》!」
「なるほどな……」
まさしくその効果は《異次元格納庫》。今まさに万丈目のフィールドで起きたことから察するに、まずは三体のユニオンモンスターを除外し、その後に対応したモンスター――《W−ウィング・カタパルト》ならば、そのモンスターをユニオンできる《V−タイガー・ジェット》――が、除外ゾーンから特殊召喚される。永続魔法という特性上、恐らくは破壊されれば効果を失うのだろうが……今、《異次元格納庫》を止める手段はこちらにはない。
「そして《融合識別》を発動! このターン融合召喚する時のみ、《おジャマ・ブラック》の名称を《XYZ−ドラゴン・キャノン》として扱う!」
《融合識別》――融合召喚のサポートカードであり、十代の使う《ヒーロー・マスク》のような、融合時のみであるが名前を変更するカード。つまり融合召喚する時のみ、《おジャマ・ブラック》は《XYZ−ドラゴン・キャノン》として扱うこととなり――万丈目のフィールドには、再び融合召喚をする条件が揃う。
「《XYZ−ドラゴン・キャノン》となった《おジャマ・ブラック》と、《VW−タイガー・カタパルト》で合体! 再び現れるがいい、《VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノン》!」
先のターン《ワンショット・ブースター》が破壊した、【VWXYZ】の切り札たる超大型モンスター。その難解な召喚条件をものともせず、あっさりと万丈目は新たな二体目を融合召喚してみせる。
「言った筈だ、次のターンで除外してみせるとな! VWXYZ、その忌々しい新参者を除外だ!」
いかに戦闘破壊耐性があろうと除外には対応出来ず、ライオンハートはVWXYZに万丈目の宣言通り、その効果によりフィールドから除外されてしまう。よってこちらのフィールドは、今度
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