―もう一回―
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だ、ライオンハートでVWXYZに攻撃!」
「何をする気だ……!?」
ライオンハートの攻撃力は僅か100。もちろんVWXYZに適う数値ではないが、わざわざエクシーズ召喚までしたのだ、それだけの筈もない。VWXYZがその大砲から砲弾を放つと、ライオンハートはその身に無造作に巻きつけたマントで、放たれた砲弾を万丈目へと跳ね返してみせた。
「ライオンハートは戦闘では破壊されず、オーバーレイ・ユニットを一つ取り除くことで、受ける戦闘ダメージを全て相手に与える! バーニング・クロスカウンター!」
「なっ……おっおい馬鹿、こっちくうぉぉぉぉ!」
万丈目LP4000→1100
跳ね返された砲弾から万丈目が逃走しようとする前に、意志を持ったように飛翔する砲弾が着弾する。《VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノン》を通り過ぎ、万丈目に直接与えられたそれは黒煙をあげていた。
「ごほっごほっ……だがVWXYZは無事、次のターンで除外してくれる!」
「次のターンがあればな。メイン2、モンスターが通常召喚に成功したターン、このカードは特殊召喚出来る。来い、《ワンショット・ブースター》!」
確かに万丈目の言った通り、ライオンハートだけではモンスターを破壊することは適わない。しかして新たに召喚された《ワンショット・ブースター》は、その弱点を補うことの出来るカードだった。
「《ワンショット・ブースター》の効果を発動。戦闘で破壊されなかったモンスターを、このカードをリリースすることで破壊できる! 蹴散らせ、《ワンショット・ブースター》!》」
黄色のボディを持った機械から、ブースターを伴ったミサイルが発射される。それは寸分違わずVWXYZへと直撃し、ミサイルから本体への誘爆で木っ端みじんとなりて粉砕された。
「俺はこれでターン終了」
「おのれ……オレのターン、ドロー!」
ライオンハートと《ワンショット・ブースター》により、万丈目のライフに大きくダメージを与えながら、強大なモンスター《VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノン》を破壊することに成功する。ただもちろん、万丈目がこの程度で終わるような訳もなく――
「オレは《トワイライトゾーン》を発動! 墓地からレベル2以下の通常モンスターを、三体特殊召喚出来る!」
墓地から三体のモンスターを一度に特殊召喚する、という驚異的な効果を持つ《トワイライトゾーン》だが、その効果の恩恵を得られるのはレベル2の通常モンスターのみ。万丈目の墓地に眠る、レベル2のモンスターといえば……もはや言うまでもなく。
『おジャマ三き』
「通常魔法《馬の骨の対価》! 通常モンスターをリリースすることで、カードを二枚ドロー出来る!」
『うわぁぁぁぁ』
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