第0章 原作前
入学
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
第6話
俺ーーー波風空だ。四年前にリアスちゃんの眷属悪魔に転生したのだが、悪魔稼業なるものをしていない。それに・・・リアスちゃんとその間、接触していないのだ。なんでかって?冥界に行くの面倒だし、自分の眷属集めに必死だったからね。といってもまだ、フルには駒は揃ってはないんだよね。
コンコン
ドアをノックする音が聞こえる。
「空様、起きてますか?入りますよ」
部屋の中に入ってきたのはシルフィア・ルキフグスだ。五年前に俺の家にメイドとしてやってきた人だ。元々はグレモリーのメイドだったのだが、今じゃ、俺のメイドだ。何故こちらに来たのかは定かではない。
そしてこのシルフィア・ルキフグスは俺の最強の駒である女王だ。駒を貰った次の日にこんな事を言ってきたんだ。
「私を空様の眷属にしてください」
と。俺は驚いたよ。突然、眷属になりたいって言うんだからさ。
シルフィアは怒ると怖いけど、いい子なんだよ。俺の身の回りのお世話から全てしてくれる。時々、やめてほしいこともあるんだけどね。
例えば、俺がお風呂に入ってると、急に風呂に入ってきて、背中を流し始めたりするんだよ。あと、よくキスを迫ってきたり、ハグしてきたり、布団の中にいつの間にか入ってきたりと・・・。時々、貞操の危機を感じるのだ。
「ーーー様、空様!聞いてますか?」
おっと、いつの間にか俺の顔の前まで迫ってきてる。びっくりした!
「あぁ、聞いてるよ?」
「嘘ですね。疑問符を浮かべてます!嘘つくとお仕置きしますよ?」
「すまない、シルフィア。俺が悪かった」
「分かればいいのです。朝食の準備ができてます。ミナト様とクシナ様、眷属の皆様も朝食を摂られてます。早く支度をしてリビングに来てくださいね」
「ああ、わかった。いつもありがとう」
「い、い、いいえ。メ、メイドとして、あ、当たり前です!」
俺がお礼を言うと、物凄いテンパりながら、顔を赤く染めて、リビングの方へと行った。
今日から高校生だ。俺たちは駒王学園へ行くことになっている。
お前は小中学校行ってたのかって?その辺は割愛させてくれ・・・。
さてさて、制服に着替えて、必要な物を持ってリビングへ行くとするか!急いで着替えて俺はリビングへ向かった。
階段を歩いているとこちらに向かって登ってくる腰まで伸びた銀髪に青の瞳を持ち、右目は前髪で隠れている巨乳美少女!・・・エリザベス・リオネスだ。この子は駒を一つ消費した俺の僧侶だ。俺がイギリスに出掛けた時に倒れているのを保護したんだ。そうして、家まで連れてきたら、勢いで眷属にしてしまった。
「おはようございます。空様。早くしないとダメですよ?遅れちゃいます」
ニコッと微笑みながら優しく気をつかってくれる。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ