第十二話 自衛隊との共同作戦4
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古代龍に属される伝説の龍達は、その強固な鱗と絶対的な牙と属性特有の攻撃という高水準の攻守を備えた強者故に、彼らは生まれてから天敵と出会った事がなかったのだ。しかし、その強者だからこその絶対的王者のプライドが炎龍の生存率を著しく低下させた。
「炎龍はまだ地対空ミサイルの攻撃で混乱している。クリストフ、グレネード斉射!」
軽戦闘車に搭載されている40式自動擲弾銃を発射される。この40式自動擲弾銃も島田が90式携帯地対空ミサイルと同じように補給物資に詰め込むようにお願いして持ってきてもらったものだ。40mmのグレネードが炎龍に直撃すると爆発する。見た目は派手な攻撃の為に炎龍が一方的に攻撃されているように映るが、炎龍はダメージを受けていない。
だが、それでも攻撃は継続されていく。
「ありったけの火力を炎龍に向けろ。とにかく炎龍の関心をコダ村の住民から俺達に向けさせるんだ。」
島田は、M2重機関銃の12・7mmNATO弾と自衛隊とアカツキ帝国軍の標準装備である64式小銃の7・62mm弾と68式突撃銃の6・8mmSPC弾も、40式自動擲弾銃の40mmグレネード弾が炎龍に効かない事は理解している。
今はとにかく炎龍がコダ村の住民に向かないように、自衛隊とアカツキ帝国軍に関心を向けるように攻撃を続行していた。次々と襲いかかる銃弾とグレネード弾の雨のような一斉弾幕射撃だが、炎龍にとっては、BB弾を受けている感覚と同じで対してダメージを受けている事もないが、しかし容赦のない一斉弾幕射撃に視界が制限されて、地対空ミサイルの攻撃から混乱した状況で更に視界が狭くなり現状の把握が上手くできていなかった。
「こっちも忘れちゃ困るぜ!」
01機械化混成部隊に所属する岩崎 薫曹長が操る10式も巧みな操縦でローラーダッシュと呼ばれる方法で炎龍に近づき120mmロケット砲でトドメを指そうとするが、炎龍は10式の存在に気がつき、現在まで受けている攻撃を思い、今までの餌とは違うとようやく気がつき、いったん空に飛んで仕切り直すとするが、それがエムロイの使徒ロウリィ・マーキュリーが、ハルバートを投げて、そのハルバートが炎龍の足元に刺さり、炎龍の動きが止まる。
「よっしゃ!動きが止まった。120mmのデザートでも食らえ!」
3機の10式から放たれる120mmロケット砲は、炎龍に一直線に向かっていく。そして1発は外れるが、二発のうちの一発は炎龍の腹に突き刺さり風穴を開けて爆破して、残りの一発は胸元にあたり爆発した。胸と腹に第三世代戦車すらも破壊可能な120mmロケット砲の攻撃を受けて風穴を開けられた炎龍は、今まで味わった事のない激痛を受けて悲鳴にもにた雄たけびをあげるが、ダメージがデカくてデカイ風穴から血が噴水のように噴き出して、ついに炎龍は地
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