2話
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SPT学園
クロトが学園に来て一週間が経ち今日はとうとう待ちに待った登校日。登校日といってもSPT学園は寮生活なので寮から校舎まで移動するだけだが。生徒は事前にクラス分けされていて、すでに皆それぞれ自分の教室へと向かっている。クロトもSPT学園のパンフレットの中に入っていた校舎案内を頼りに移動していた。
今年SPT学園に入学したのは94人。それが三クラスに分けられ31か32人のクラス構成になっている。
クロ「ここの階段を上がってすぐの教室か・・・・・あったあった。・・・・・広いな。一クラス31人でこれは広すぎる。」
だいたい30人くらいの教室は10×10mの面積があれば足りるだろう。しかしこの教室はその倍は軽くある。
クロ「まあいいや。俺の席は・・・・・」
教室のドアに貼られた座席表を見る。
クロ「げっ!一番前かよ・・・しかも教卓の真正面。」
クロトは座席表を見てテンションが少し下がる。ため息をつきながら席に座る。すると予鈴が校舎に鳴り響いた。教室をうろついていた生徒は急いで自分の席に着く。少しして教室のドアが開いた。入ってきたのはガタイのいい男だ。
教師「おっ!ちゃんと席についてんな!俺はこのクラスの担任になったマツヤだ!よろしく!」
クロ(ちと暑苦しいが、寡黙な人よりかはいいかな。)
教師マツヤの自己紹介が終了すると今度は生徒の番だ。
マツ「今度はお前たちの番だな!そうだなぁ・・・窓側の一番前の席からいこか!」
クロ(ちょうど半分か・・・なに言おうかな?)
そしてクロトに番が回ってくる。
クロ「シンオウ地方から来た、クロトと言います。趣味はポケモンと一緒に特訓することかな?好きな食べ物は焼きそば、嫌いな食べ物はきのこです!これから一年間お願いします!」
言い終わるとクロトは席に着いた。
クロ(さて、この学校にはどんなトレーナーがいるのか楽しみだ!)
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