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ソードアート・オンライン -Need For Bullet-
-Bullet5-水色のスナイパーと灰色の風
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だ先生増やしたいだけでしょ。 」
「あ、バレた?」
その後ボクらはまた今度戦場で会おうと約束を交わし、予備校があるという恭二をバイクの後ろに乗せて送った。 ヘルメットを貸したら「朝田さんの匂いがする」なんて危ないこと呟いてたけど聞かなかったことにしてあげよう。うん。でも今度はもう一個用意しよう。
大通りから一本入ったところにボクの家はある。シャッター付きのガレージがついた一軒家だ。 重いシャッターを開けると1台の黄色のクラシックカーが姿を表す。ボクはその脇にバイクを停めるとクラシックカーのボンネットをポンポンと叩いた。
「ただいま。ミウラ。」
この車はボクが小学生の頃に亡くなってしまった母さんの愛車だ。10年たった今でも大切に取ってある。いつか母さんが大好きだったこの車で世界中に行くのがボクの夢だ。だからボクのアバターネームもこの車から取ったのだ。
キーを差し込み、イグニッションスイッチを操作する。ブォンと闘牛の心臓が目覚め、ガレージに鼓動が響く。
「お母さん。 今日もねいっぱいいろんな事したんだ。あのね‥‥」
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