暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン -Need For Bullet-
-Bullet5-水色のスナイパーと灰色の風
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導式の高性能ミサイルだ。ギリギリまで引きつけて‥‥フレア放出と急旋回でっ!
「二人とも!対ショック姿勢!」
「「とっくに対ショック!」」
ランドクルーザーに取り付けられたフレアチャフ発射筒から大量の火の玉がばらまかれる。まっすぐ向かってきたジャベリンはその火の壁に突き刺さり…ランドクルーザーの真後ろで爆発した。

ランドクルーザーの重い車体が浮き上がり、天と地が激しく入れ替わる。
2回3回、そして4回転してやっと車は横倒しのまま停車した。


「うっひゃーグワングワンする‥‥シノノン大丈夫?」
「ええ。なんとかね。」
「僕のしんぱいはしてくれないんだね……」
「シュピーゲルは男の子でしょ! こんくらいで死んでもらっちゃ困る!」
あははと苦笑するシュピーゲルを置いておいて車の外に這い出る。車はボコボコだが、幸い燃料漏れはなさそうだ。
「RPGまで準備してるなんて‥‥まさか狙われてたのか‥‥?」
シートベルトをなんとか外し、横倒しになった車から赤い地面に這い出てきたシュピーゲル。シノンはすでに車の影で銃を構えている。
「ミウラ。またどっかに喧嘩ふっかけたんでしょ。」
「覚えがありすぎて怖いよ。」
ホルスターからUNICAを引き抜き撃鉄を起こす。このスペースじゃPTRDは使えない。それに今日は冥府の女神(シノン)さまがついてる。スナイパーは一人でいい。
「私の弾代もミウラ持ちだからね。」
「はいはい。好きなだけ撃っていいよ。」
恨めしげに睨んでくるシノンを受け流して自分の持ち弾を確認する。 腰のホルダーにはスピードローダーが6つ。ポーチにバラの弾がいくつか。それと大型のサバイバルナイフが1つ。 手持ちは多くないけれどまあなんとかなるでしょう。 シノンの持つフランス製.50口径対物狙撃銃へカートU(冥府の女神)なら宇宙戦艦の装甲で作ったアーマースーツでも纏ってない限り一撃で吹き飛ばせる。
「ミウラはいっつもそのリボルバー持ってるけど他にいっぱいオートマチック持ってるじゃない。なに?そんなにジャムが怖いの?」
「いいの!ボクはウニカが好きなの!シノノンにはわからないのかなぁ。この良さが。」
「あっそ。」
さも興味なさげにシノンはスコープから目を離さない。 オートリボルバーというロマンの良さを語ってあげようかと思ったのに。
「ミウラ。来るよ。」
「了解。シュピーゲル。君の出番だよ。」
「わかってるよ。AGI型の意地を見せてやる。」
MP5Kのストックを伸ばし、車の影で出方を伺うシュピーゲル。今日はアサルトライフルを持ってきてないから彼の機動力と銃の連射力はいい戦力になる。 腕もなかなかいい。
敵の車がボクらから50mほど離れたところで止まる。ジャベリンの二発目はない。その代わりに車の中から散発的に銃弾が撃
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