暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
GGO
〜銃声と硝煙の輪舞〜
語り語られ
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終わっとらんぞ?蓮君や」
「……あぁ、そうだね」
スッ、と。
明るかった部屋が暗くなる。
老人が手元の操作で閉めたカーテンのせいだった。
向かい合う二人の男の顔に影が差す。変化したのは光量だけのはずなのに、両者の間ではそれに倍するような何かが蠢いたように感じられた。
そう。
ここまでが前座。
ここからが本番。
辛かった、苦しかった、悲しかった。
失ったものだってある。
だが、それら全てをチュートリアルとのたまう暴挙を圧し通す老人は、微笑んだままだった。
だが、目は笑っていなかった。
そして、口が刻む言葉は短い。
「聞いたら戻れんぞ」
そして、少年の返答も早かった。
「何をいまさら」
ニッ、と不敵に笑い合う老若激しい二人の男は、暗い部屋の中で向かい合う。
「では語ろう。小日向相馬――――君の兄について、儂が知っている全てを」
全ての原点。
あれほど駆けずり回ったGGOでの出来事。それと引き換えにできるほどの情報を、黒峰重國は静かに、しかし絶対的に後戻りできないようにしっかりと。
語り出した。
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