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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL16 込められた想い
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とフィールドを張ったブラックサレナを倒せませんから」
「倒せませんって………今回はテストプレイでレイにブレイブデュエルの楽しさを思い出してもらうために誘ったんだよ!!」
「ですがレイ自身がブレイブデュエルを避けていてはいくらやっても結果は同じです。例え楽しいと思っても結局もう1人と言っている自分が怖くてまた避けます。内なる自分を必死に押し留めて向き合おうともせず逃げたまま………それじゃあ今のままです」
「でも………」
「スパルタなのは自覚してます。ですが今のレイをこれ以上見ていたくない。王に後ほど怒られるにしても私は譲りません」
「シュテるん………」

シュテルの覚悟にレヴィはそれ以上何も言えなかった。

「少し話し過ぎましたね………いきます、ルシフェリオンブレイカー!!」

高密度に集束した魔力を一気に解放する。巨大な砲撃は零治を安々と飲み込んだ。

「これで終わりですか………?」

確実にブラックサレナを倒せる自信はあった。だが、もし以前のようになるなら自分の予想外の行動に出るだろうとも注意していた。

「!?シュテるん!!」
「大丈夫、見てました。………けれどあの状態で逃げますか………」

零治は砲撃を受けながらも上昇し、砲撃から逃げていた。

「直撃はしていましたし、逃げられないと思ってましたが………」
「それもそうだけどレイの姿が………」

レヴィに言われ、シュテルも気がついた。

「白いロボット?」

見たことのない姿のロボットがそこに居た。
白を基調としながら赤いラインが全体に広がっており、大きい翼が付いている。

「レイ………なのですか?」

その問いにロボットの表情は変わらなかったが、ニヤリと笑ったように感じた。

「レヴィ、シュテル!!」
「「!!」」

不意に名前を呼ばれ驚く2人。しかしロボットはそんな反応を気にせず言葉を続けた。

「この勝負勝たせてもらうぞ!!」

そう言うと翼を広げるロボット。

「いくぜアーベント!!」
『アーちゃんで良いのに………』

そんな文句の後に一気に飛び立つロボット。
そのスピードは凄まじく、一気にユーリに迫っていく。

「シュテるん……レイだよね?………それにレイ………」
「楽しそうに……声が弾んでました………レイもしかして………」
「すごい速さ………ううううう!!ボクも負けてらんない!!」

そう言うとレヴィは加速し、零治を追う。

「良かった………」

残されたシュテルは小さくそう呟いた………











「うおおおおおおお!?」

初めての高機動の動きに付いて行くのが精一杯だが、それでも充分遅れを取り戻せた。

『粘るわね〜』
「まだま
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