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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL16 込められた想い
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上がる。どうやら部屋に着いてすぐに寝ていた様だ。
「メモ………?」
机の上にはメモが置いてあった。
『ごはんはリビングにラップをかけておいた。後、もしその気があるならシミュレータールームに来てくれないか?』
メモを残したのはディアの様だ。
「シミュレータールームか………」
出来れば行きたくはなかった。しかし最近俺の変化に余計に心配かけている手前、顔を出さないわけにもいかない。だがもう21時を回っており、もう居ないかもしれない。
「一応行くか………」
重い足取りで俺はシミュレータールームへと向かった………
「来てくれたか………」
あのメモはいつ残したか分からないが、21時過ぎてもディアだけでなく、シュテルもレヴィもユーリも、それにアミタとキリエも居た。
「どうした皆、全員こんな時間に勢ぞろいして」
「何、皆でブレイブデュエルをしようと思ってな………」
そんなディアの提案にまた自分の内で何かが噴き出そうになる。
「いや、だけど俺はホルダーが………」
「焔はまだ使えんが、ユリは使えるだろ?」
そう言うとディアの背中からホルダーを持ったユリが現れた。
「ユリ………」
ユリは無言でホルダーを俺に渡す。
「どうするレイ?」
「………分かった」
ここまで準備して待ってもらった以上、断るわけにも行かず、そう返事をしてシミュレーターの中へ入った。
「久々だな………」
あの事件から数日しか経っていないのに、まるでずっとやっていなかったような感覚を感じる。
「…………ここは」
ゲームの中に入るとそこは空の上だった。
「懐かしいな………」
ブレイブデュエルを初めてした時も空だった。一面青空で下は海が広がっている。
「お待たせしました、レイ」
シュテルの声で振り向くと皆がそこにいた。
「一体何をするんだ?バトルロワイアルでもするのか?」
と坦々と答えたが、内心は早く戦いたがってうずうずしている自分が居る。それを隠す意味合いもあった。
「もちろんバトルです零治君。だけどただ戦うだけがブレイブデュエルじゃないですよ〜!!」
そう言いながらアミタが指をパチンと鳴らした。すると何も無い空にスタート地点とそのずっと先に僅かに見えるゴール地点、更にその間には人が容易に通れる大きさの金の輪が現れた。
「これは!?」
「スピードレース。スピードレース自体は普通にどこでも出来ますが、これは後に開催されるブレイブバトルの競技の1つになる予定のものです」
「ブレイブバトル?」
「パパとしてはブレイブデュエルの甲子園を目指しているらしいわよ」
キリエの
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