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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL16 込められた想い
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「「ゴール!!」」

両者同着でゴールした。

「「どっちだ!!」」

ゴールと共にオーバーリミットも解け、普通のアーベントに戻る。

「………って魔力量が!!」
『当たり前よ。オーバーリミットは魔力を限界まで消費して限界以上の性能を得る奥の手のスキルだからね』

何となく流れで勝手に発動したものの、これをしょっぱなから使っていれば不味かったかもしれない。

『だからこその焔よ』

俺の心を読んだのかアーベントがそんな事を言ってくる。

「魔力吸収か………だけど焔は………」
『………まあそれはこの勝負を終えてからね』
「勝負?それはボクかレイの勝ちじゃ………」
『貴方達、ルール忘れたの?このレースは順番にリングをくぐって一番速くゴールした人の勝ちでしょ?貴方達は順番に通らず、無視してゴールしたじゃない』
「「あっ………」」

因みに1位はディアだった………


















「お疲れみんなどうだった?」
「悪くなかったと思います。敢えて障害物が無い分、色々とどう言った展開を作るかを考えさせられました。地上の時とはまた違った感じだと思います」
「リングをくぐらなくちゃいけないってもの面白かったかな〜ちゃんと順番に並んでる訳じゃ無かったから一回見失っちゃうとアミタみたいに混乱しちゃう子もいそうだし」
「あ、あれはレヴィとの戦いの後、追いかけるのに慌てちゃっただけですからねキリエ!!」

と赤面しながら否定するアミタ。キリエは楽しそうに姉弄りを続けている。

「博士………」

そんな中、俺も切り出した。

「僕からは特に無いよ。言いたい事も雅也達が伝えてくれたしね」
「ありがとうございます………!!」
「僕は特に何もしてないって。そのメッセージも彼等が残してくれた物だし、結局気づいたのも零治君自身だ」

そう言ってくれるが、このラグナルの調整も焔の修理もそして恐らくこのデモプレイも博士がセッティングしてくれたものだと思う。

(俺はこの人のお蔭で今の俺がある………この人に会えて本当に良かった)

だがそれは博士だけじゃない。

「みんな、迷惑をかけて悪かった。そしてみんなありがとう。俺はこのブレイブデュエルが大好きだ!」

そう言うと皆の顔も笑顔になった。

「うん!ボクも大好き!!」
「私もです」
「我もだ」
「わ、私もです!!」
「私達もですよ、ね、キリエ」
「そうね〜こんなの体験したら嫌いになんてなれないわよね」

ユーリが背伸びをしながら一生懸命言う中、皆笑顔で笑い合う。

「………零治君、後これを」
「はい?あっ………」

博士の背中からひょこりと顔を出す小さな姿。

「焔…
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