16話 人はテンパると我を忘れがち
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石や星から大まかな位置を確認する。
『空よ、今思えば魔獣創造で乗り物を作った方が早いのでは?』
「作れるの〜?確かアレ、イメージした魔獣を作るって能力じゃなかったかしら〜?」
「いや、創造系の神器ってイメージ次第だろ?試すだけタダだしな、やってみるよフェン」
そう言って空はイメージした、どんな悪路でも対応可能な立派なジープを
すると…なんという事でしょう〜何もなかった虚空に立派なジープが現れたではありませんか〜 (某リフォーム番組的な感じで)
「マジかよ……」
顔が青い空に対して
「判決……ギルティ」
『同じく』
無慈悲な魔女と狼であった
「っておい待て!そんな事より早く此処から離れ……」
「どうしたのかしら?そ……ら……」
『ん?』
三人の視線が怪しい洋館に集まった
理由は凄く単純明解!洋館の中に居たんであろう幽霊的な奴らが群れをなしてこちらに向かって来ているではありませんか〜
「「ぎゃああああああ!」」
2人と一匹は先ほどまでの会話など一瞬で忘れてジープに乗り込んだ
「そそそそ空!早くなさい!で無いと幽霊に捕まるわ!」
「んな事ァ解ってんだよ!んだよ!無視したのがそんなに気に食わなかったのかよコンチクショウ!」
『最近の幽霊はアグレッシブなのだな…』
「「言ってる場合か!」」
運転席に座った空が慌てて鍵を回すが
「おい!何でエンジンが入らねぇんだよ!」
何度。鍵を回してもエンジンが入らず動く気配すらない
「知らないわよ!今ここでホラー映画のお約束なんて守らなくていいから早く出してぇ!」
助手席に座ってるルサルカは、かなりテンパっていて普段の冷静さが欠片も無い
『恐らく外観だけしかイメージしていないのでは?』
「「偉く冷静だな (ね)フェン??」」
こんな状況なのに動じていないフェンさんまじて貫禄あるわー
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