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MUV-LUV/THE THIRD LEADER(旧題:遠田巧の挑戦)
閑話T 巧の中学生活
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なた。全部平均より高いけど特徴がない。面白みがないわ。そんな男と付き合っても私が得るものなんてないし、別に友達のままでも良いじゃない。あんた他のことは全部平均以上なのに恋愛は奥手そうだし、ママゴトみたいな恋に興味無いの。」
にべもない…。これまでの人生でここまでボロクソに言われたのは初めてである。
「それにあんた、まりもから助言してもらったでしょ?」
「なっ!?何で…。」
「そりゃ分かるわよ。どうせ『夕呼には回りくどく言わないではっきり気持ちを伝えなさい』とか言われたんでしょ?あんた恋愛に関してまりもの助言が役に立つと思ってるの?そんなんだからダメなのよ。」
お見通しであった。がっくりと肩を落とす巧。そしてさらに夕呼から追撃の言葉が放たれた。
「それにあんた私より遅い生まれでしょ?私年下は性別認識圏外だから。悪いわね。」
そう言って林間学校の話し合いの時のように颯爽と立ち去る夕呼。
夕呼に撃沈されてきた数多の例に漏れず、巧も一週間学校を休んだ。
その日からしばらく巧は奇声を上げながら一心不乱に、狂ったように剣を振り続け、使用人を怯えさせたという。
巧の初恋は砕け散ったが、学生時代のこの出会い、巧、夕呼、まりもの三人の出会いが将来地球の未来を大きく変えることになる。
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