任せて!!
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「ひどい・・・」
「最低だね」
二人の天空の魔導士が口々にそう言う。俺も同感だ。人として、そんなことをやってはいけない。ましてや無理矢理捕まえてそんなことをするなんて・・・
「その問題!!俺たちで解決します!!」
拳を強く握りしめ、それを震わせながら立ち上がりつつそう叫ぶ。すると、目の前の二匹のエクシードは、驚愕の表情を浮かべている。
「で・・・ですが、これは私たちの問題です。皆さんにご迷惑をかけるなんて・・・」
申し訳なさそうに顔をうつむかせるシャゴット。それを見ていたウェンディとシェリアも、俺と 同じように立ち上がる。
「ううん!!それは違うよ!!」
「そうだよ!!あたしたちはみんなを守りたいもん!!」
俺たちにもセシリーやシャルル、ラウルがいる。みんな大切な仲間で、一緒に支え合ってきた存在。そんな彼女たちの仲間が、家族が傷つけられていると聞いて、黙っていられるわけがない。
「ぼきゅたちも最初はみんなを頼ろうと思ったんだけど・・・人間たちには『ギルド間抗争禁止』っていう条約があるって聞いたから・・・」
シャゴットの後ろで今にも目から滴を落としそうになっているナディ。彼のその発言を聞いて、俺たち三人は思わず口を塞いでしまった。
俺たちはギルドに所属している魔導士。例え相手が闇ギルド・・・正規に登録されていないギルドであっても、互いに戦闘をし合うことは禁止になっている。
以前ジュビアさんとガジルさんのいた幽鬼の支配者は、そのルールを破ったために解散命令を出されたって聞く。今回は俺たち四人だけで問題のギルドに突っ込もうとしてるわけだけど、もしかしたらその規約に触れて皆さんに迷惑をかけてしまうかもしれない。それだけは絶対避けたいけど、だからと言って困っているエクシードたちを見過ごすことはできない・・・
「なんだ、そんなことか」
一体どうすればいいのか悩んでいると、ここまで静かにソファに腰かけていたレオンが口を開く。
「それなら方法は簡単だ。要は戦わなければいいんだろ?」
何やら考えがあるのか、不敵な笑みを浮かべるレオン。それを聞いたシャゴットとナディは、目を見開き固まっている。
「戦わないで済むならその方がいいんだ。ぼきゅたちはみんなを取り戻したいだけだから」
「私もです。それに、皆さんにも決して傷ついてほしくないから・・・」
不安さを拭い切れない彼らはギリギリ聞こえるか否かといった声でそう呟く。相手はそこそこ人数がいるギルドなんだろうし、不安になるのもわかる。だけど・・・
「大丈夫!!絶対みんなを連れてくるから!!」
「二人は安心してここで待っててね」
胸をドンッと叩く俺と落ち着かせるように手を握り締め、ニッコリと微笑んでみせ
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