機動戦艦ナデシコ
1310話
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スターの方の受信機はシャドウミラー所属の者しか付ける事は出来ないし。
そんな魔法球で何かストレスを感じたらすぐにでもそれを発散しているエザリアだけに、ストレスで困るという事はまず有り得なかった。
だが、エリナの方はそんなエザリアの言葉を聞いて、不思議そうに首を傾げている。
この辺はシャドウミラーという組織を知らないからこそだろう。
「ストレスを発散させるにしても、そんな時間的な余裕があるのですか? 一国の政治家で、他の世界との交渉を任されるような方にそんな時間があるとは、とてもではないが思えないのですが」
「あら、もう少し気楽に話してくれていいのに。……けど、そうね。今までの経験から考えれば、恐らく貴方もその辺をいずれ理解出来るようになるかもしれないわね」
謎かけのように告げるエザリアの言葉に、エリナは不思議そうに首を傾げる。
そんなエリナを見ながら、俺の方にどこかからかうような視線を向けてくるエザリア。
……完全に分かった上でやってるな。
そしてエザリアの近くで護衛として佇んでいるイザークは、俺の方にジト目を向けてくる。
いつもであれば睨んできてもおかしくないんだが……これもオウカと付き合って丸くなったとでも言うべきか。
「ともあれ、その辺の話もしたいところですが、何よりこの世界についての話をする必要があるのでは? そろそろ場所を移して本格的に交渉を始めましょうか。いえ、その前に出来ればアクセルからこの世界の件を詳しく聞かせて欲しいので、部屋を用意して貰えるかしら」
エザリアの言葉にエリナもすぐに頷き、こうしてこの場は解散という事になり、ゲートの護衛として量産型Wとメギロートをこの場に残し、俺達はナデシコへと向かうのだった。
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