機動戦艦ナデシコ
1310話
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秘めているんじゃないだろうか。
今のエザリアがその辺の街中にいれば、普通にナンパされたりもするだろう若さを持っているし……強気な性格が結構顔に出ているから、声を掛けるには勇気がいるかもしれないが。
エザリアの言葉を聞いて驚いたのは、当然エリナだけではない。
ここに集まってきているナデシコのクルーや避難民の殆どが驚きの表情を浮かべている。
特に女は目が爛々と輝いているようにすら見える。……実際輝いてるんだろうけど。
そんな女達の視線に押されるように、何より本人がその秘密を知りたいと思ったのだろう。エリナがエザリアへと向けて近づきながら口を開く。
「もし良ければ、美容の秘密を教えて貰えないかしら?」
「そう、ね……」
一瞬言葉に詰まってこっちに視線を向けてくるエザリアに、微かに首を横に振る。
不老の件を教えるのはまだ早い。
それを見て納得したのか、エザリアは綺麗な笑みを浮かべてエリナへと答える。
「貴方も交渉を任されているということは、当然相応の地位にいるのでしょう? そういう地位にいる人にとって、ストレスというのはかなり問題になってくるわよね?」
「……そうね。今もそうだし、地球にいる時もストレスを少しも感じないような日なんてのはないわね」
「でしょう? それが普通よ。けど、問題はそのストレスをどうやって解消するのかに尽きるわ。シャドウミラーという国では、そのストレスを解消する手段については他の追随を許さないものがあるの。それを最大限利用しているというのもあるでしょうね」
あー……魔法球だな。
外での1時間が魔法球の中だと2日。
ぶっちゃけ、昼休みにでも魔法球に入って中で2日休日を過ごしてから、また午後からの仕事を頑張るとか普通に出来るしな。
しかも、今の魔法球は改良を重ねたおかげで1時間きっかりじゃなくて、10分とか20分とかでも利用出来る。
その上でシャドウミラーのメンバーなら時の指輪の効果があるから、1時間が2日になったところで影響は全くない。
ただし、ホワイトスターに時の指輪を融合させた結果、魔法球に融合させていた時の指輪は取り出したので、シャドウミラー以外の者が魔法球を利用した場合は普通の魔法球のようにしっかりと時間が経過するようになってしまったが。
いやまぁ、元々魔法球は基本的にシャドウミラーの利用を前提としているので、その辺はあまり気にすることじゃないんだろうけど。
唯一の例外はネギま世界の連中か。
純粋な性能として、エヴァの保有している魔法球よりもシャドウミラーの所持している物の方が高性能である為、ネギま世界の元3-A組やその周辺の人々は結構利用していた。
けど時の指輪の効果がなくなった以上、これからはそう簡単に利用も出来ないだろう。
ホワイト
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