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東方 無気力録
スカーレットなおぜう様2/2
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執事の仕事は早い





咲「それじゃあ、2回の窓拭きと、部屋の掃除をお願いします。」
咲夜はそう言うと、窓拭き用の雑巾とほうきを渡して消えてしまった。綺麗に掃除する方法とか教えないのか…。習うより慣れろってやつか?俺はとりあえず窓の掃除から始めることにした。……が
「うっわぁ。」
一つ一つの窓の大きさは小さいものの、数が多いい。ざっと数えて5,60はある。俺はその窓を丁寧に綺麗にした。なんやかんやで1時間以上掛かった。意外と大変で途中窓ガラスを壊して回ろうかと思ったがなんとか窓拭きは無事に終わった。その後、部屋の掃除をしたが、やっぱり数が多い。結局、25部屋を5時間程で掃除した。8時から始めた掃除だったが、きずけば2時を回っていた。
咲「1度昼食を食べてから、続きをしましょう。」
咲夜のその一言のお陰で俺は休む事が出来た。正直このまま仕事を続けてたら、逃げてたかもしれない。それほど辛いのだ。俺と咲夜は、軽く昼食を取って、仕事に戻った。昼食は咲夜の手作りだった。メッチャ旨いよ、俺では表現できない。昼食の後、俺は図書館の片付けをする事となった。となると、まだ会っていないパチュリーに会えると言うわけだ。嬉しい限りだな。俺は咲夜に教えてもらった通りに図書館に行った。
奏「はずだったんだけどなぁ〜。」
俺は全く別の場所にいた。どこなのここは?俺がぶらり紅魔館の旅をしていると、1つの部屋にたどり着いた。他の部屋とは違う重々しい鉄の扉。その扉を開けると、中には可愛らしい部屋が広がっていた。女の子がすんでいるのだろうが、中に飾ってあったぬいぐるみは全て無惨に破壊されていた。部屋はどこか薄暗く、どこか悲しく感じた。
?「お兄さん誰?」
声のした方へ顔を向けると、ぬいぐるみを抱えた金髪の少女が立っていた。
フランドール・スカーレット、レミリアの妹にして、ありとあらゆる物を破壊する程度の能力の持ち主である。フランはニヤリと狂気な笑みを浮かべ問いかけた。
フラン「お兄さん、遊ぼうよ。お兄さんは簡単には壊れないよね!?」
フランはそう言うと猛スピードでこちらに迫って来た。
奏「うぉ!!」
間一髪、俺は避けたがフランは嬉々とした表情で俺に能力を使った。
フラン「ギュッとして……」
俺には為す術が無かった。只、祈るしか無い、そう思った時だった。
フラン「ドカーン!!」
フランの声と共に爆発が起きた。しかし、祈りのお陰か奇跡が起きた。
フラン「……あれ?」
奏「助かった……のか?」
爆発したのは俺ではなく、フランが抱えていたぬいぐるみだった。何が起こったのかは分からない。ただ今は、あのバラバラになったぬいぐるみのようにならなかったことを喜んだ。
フラン「お兄さん…………。すごい!!今何したの!?」
フランはさっきとは打って変わ
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