第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
響鬼 〜めぐる翼〜
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つけます!!」
「威吹鬼さん、行くっすよ!!」
威吹鬼と轟鬼が「奴」の巨大な身体にぶつかっていく。
両側から挟みこんで攻撃しているが、いかんせん攻撃が効いていない。
しかし、「奴」の行動の邪魔はできているようである。
「響鬼さん!!」
「応!ハァ!!」
オン!オォォォォォォォン!!!
響鬼がそのベルトに取り付けられている直径十センチ程度の円盤、音撃鼓・爆裂火炎鼓を投げつけ、「奴」にセットする。
すると小さな音撃鼓がたちまち大きくなり、「奴」の巨体を隠してしまうほどに巨大化して、「奴」の動きを封じ込めてしまったのだ。
「がっ!なにぃ?・・・振りほどけない!!!」
「WORLD LINKで強化されてんだよ。外せるわけねえだろう!!」
蒔風が腕を振るい、叫ぶ!!
「開翼!!!!!」
バッサア!!!
しかし響鬼たちはその姿には驚かない。
そこにあるのは頼もしさだけだった。
「よぉっし、四人で同時音撃だ!!」
「はい!」「よし!!」「わかりました!!」
ドンドンドンドンドン!!!
威吹鬼が鬼石を打ち込み、
ザシュッ、ズドッ!!
轟鬼がギターの形をした武器、音撃弦・烈雷を突き刺して
蒔風と響鬼が太鼓の前に立ち準備が整った。
「いくぜ!!」
「おお!!!」
「「音撃打・豪火連舞の型!!!」」
「音撃射・疾風一閃!!!」
「音撃斬・雷電激震!!」
そうして流し込まれる音撃。
時刻はまだ十時にもなっていない。
その音楽を聴く人もいない。
しかし、その音は鳴りやまない。
敵を倒して、この音を、明日に向かって響かせる!!
「ゴッゴッゴッゴッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
バンッ!!!ブパッ!!ズルズルズル!!!
その体が音撃によって崩されていき、所々がすでにえぐれている。
「どどめだ!!」
【KAMEN RIDER HIBIKI】−WORLD LINK− 〜FINAL ATTACK〜
響鬼と蒔風が下がり、距離をとる。
すると蒔風の手から音撃棒が消えた。
「鬼神覚声!!!!」
響鬼が装甲声刃に自らの声を告げる。
音撃刃・鬼神覚声は、己の声をダイレクトに音撃に変換し、それを刃として切り裂く技である。
蒔風が風林火山の一本、「火」を構える。
すると響鬼と蒔風の刀身が炎に包まれ、目の
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