第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
響鬼 〜めぐる翼〜
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すると蒔風の手にも、太鼓の音撃を打ちだすための撥・音撃棒が現れた。
「響鬼さん!!オレが「奴」の波長を追いだします!!響鬼さんは引き続き清めの音を!!」
「よし!!はぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!」
「ちいっ!!させるか!!!」
「獅子!天馬!麒麟!!」
「奴」が蒔風たちを止めようと迫るが、獅子天麟の三人に食いとめられる。
「奴」も残る迦桜羅とサラマンダーを出してくるが、それに天馬、麒麟が獣神体となり応戦、獅子に加えて青龍を人神体で出して「奴」に向かわせる。
「響鬼さん!!今あいつらが「奴」を喰いとめてます!!でもいつまでも持つようなものではありません!!」
「手っ取り早く終わらせようか!!威吹鬼たちも心配だしなッ!!」
ドンドンドンドンドンドドンドドン、ドンドドドドン!!ドンドンドドドド!!!
蒔風と響鬼が音を叩き込む。
すると徐々に地面からわき出てくる魔化魍の数が減少し、ついには出てこなくなった。
「やった!!」
「後はここにいるやつらを倒せば終わりっす!!!」
「シメるぞ!!蒔風!!」
「おお、響鬼さん!!」
「「はぁぁぁぁああああああああああーーーーーーーーーーー」」
蒔風と響鬼が両手をあげ、最後の一撃を叩き込む!!
「「はぁっ!!!!」」
ドッドドン!!!!
その最後の一撃で「オロチ」は完全に祓われ、さらに遺跡の中の「奴」の波長も消えた。
「ガッ、グゥウ!!おぉア!!!」
「奴」の身体から火花が散った。
どうやら遺跡の中の「奴」の波長をたどって、音撃が流れ込んできたようだ。
「ちいぃ・・・ごふ・・・・てめえ、邪魔くせえやぁ!!!」
「ぐあ!!」「ぐお!!」
「奴」が青龍と獅子を投げ飛ばし、ケルベロス、迦桜羅、サラマンダーを戻す。
さらにその場に残った白虎、天馬、麒麟に向け、「奴」自信をあらわすような真っ黒な波動砲を打ち出し、なぎ倒した。
二人と三体は、食い止めることができていたとはいえ、かなり疲弊しきっており、その一撃で刀の姿に戻り、蒔風のもとに帰ってきてしまう。
「フゥ、フゥ・・・・・はぁぁぁああぁああああ・・・・・はははははははは!!!集えッ魑魅魍魎の化け物どもよ!!お前らオレの波長でここまで強くなったんだから、オレの力にもなってもらうぜぇ!!」
ギィッギギギギギギギギギギ!!
ゴギャーーーーーー!!ブルルルルルルルルルル!!!!
コカッ、コココッココココココココ!!!!
ピギャーピギャーピギャー!!!
魔化魍どもが「奴」の周辺に集まり、その身を寄せて
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