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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
響鬼 〜めぐる翼〜
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構造上なっちゃいけない顔になってるよ!?」

「白 虎?」

「ごめんなさい!許してぇ!」

「はぁ・・・気をつけろよ?」

「りょーかい!」

「では、轟鬼さんに玄武、威吹鬼さんに朱雀がついてくれ。白虎はオレと一緒に響鬼さんに」



「玄武さん、よろしくっす!!」

「この身の限り守ろうぞ」


「では朱雀さん、行きましょうか」

「ええ、準備は万端です」


「では、行きましょう響鬼さん」

「おう、頼んだぜ」

「まっかせてください!!僕と舜が二人係なんだよ?だいじょーぶですって!!」

「はははは・・・・はぁ」


ピィン、キィィィィィィィィィ・・・・・

カシュン、ピュィィィィィィィィ・・・・・

ガシュ、ギャァァァァァァァァァン・・・・・


響鬼、威吹鬼、轟鬼がそれぞれの変身音叉、変身鬼笛、変身鬼弦を鳴らす。

それを額の所に持っていくと、響鬼が炎に包まれ、威吹鬼は風に覆われ、轟鬼は雷に囲まれる。
そしてそれらを払うように腕をふるうと、それらはかき消え、鬼に変わった響鬼たちがいた。


「おおー。それが?」

「そう、それが鬼って奴だ」





三人の変身も終わり、三組に分かれて荒れ地を進んだ。
荒れ地といってもまだ植物は多くあるので、それに隠れる形で進んでいく。

響鬼組は真っ直ぐに遺跡に、轟鬼組は右、威吹鬼組は左に少しずつ開きながら足を動かす。


そして、遺跡にもう少しで到着するところで・・・・・




「何にも来ないねー」



白虎がぼやいて蒔風にあきれた視線を向けられた。
しかし本当に何も来ないで、遺跡に到着してしまった。


「こないねぇ」

「ま、まぁ、来ないなら来ないでいいんですけど・・・・」

「もう始めちゃったら?」

「そうだな、始めっかぁ!」


そして響鬼が太鼓をたたき始める。
その遺跡を響鬼が叩くたびに、大地が清められていき、「オロチ」の現象が引いていく・・・・





「おいてめえらなにやってんだぁーーーーーーー!!!!」


いきなりそこに、彼らの耳にそんな音声が振動となって飛び込んできた。
驚く彼らだが、見上げて見るとそこに男がいた。


「蒔風、あいつが?」

「はい、「奴」です・・・・おい、何やってんだって?てめえが始めたことの後始末に来てやったんだよ!」

「あんたが蒔風さんの言ってたやつっすか!?もう遅いっすよ!!これで「オロチ」はおしまいっす!!」

右のほうから轟鬼も「奴」に向かって叫ぶ。
「奴」はあん?という顔をするが、なんでもないかのように答えてきた。


「はあ?いいんだよ
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