第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
響鬼 〜迫る脅威〜
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を鍛えに鍛えあげて、その肉体を変化させることによってなることができる。
ちなみに響鬼、威吹鬼、轟鬼などの名はいわゆるコードネームであり、本名ではない。
普通鬼になるには弟子になってから数年間修業してなる。
響鬼も弟子をもってるらしいが、今は猛士の総本山の吉野に行っているらしい。
姫と童子はともかく、魔化魍は鬼の放つ「音撃」でしか倒すことができない。
音撃とは、鬼たちの放つ清めの音による攻撃である。
音撃には太鼓、管、弦の三種類があり、ここにいる響鬼、威吹鬼、轟鬼がそれぞれ該当する。
鬼たちは全国の猛士のメンバーから情報を得て、魔化魍を退治し続けているのだ。
そしてつい半年前、「オロチ」と呼ばれる現象が起き、魔化魍の異常大量発生が確認された。
その異常に対し、響鬼、威吹鬼、轟鬼の三人が、見事その現象を抑えたのだった。
しかし、ここ二、三日になってまた魔化魍の出現が多くなってきており、その対応に他の鬼の人達も疲弊しきっているという。
その為、なにが起こってるのかを三人は調べていたのだ。
「なるほど・・・・」
「でも正直なにがなんだかわかんないんすよね・・・・」
「おそらくは、「奴」です」
「蒔風くんが追ってきているっていう?」
「ええ、どうやらその魔化魍ってのを大量発生させて、響鬼さんを疲弊させたところでやるつもりなんでしょう」
「なんかオレそんな、世界の中心っていうのがわかんないんだけどね。オレが殺されたら世界が壊れるって言っても自覚ないんだよね」
「でも、「奴」に殺されなきゃ世界は壊れないんすよね?だったらオレが響鬼さんを守るっす!!」
「ここに何百匹もの魔化魍が襲いかかってきても?」
「う!!そ、それは・・・」
「まあ、それでもいいです。とにかく狙われてるのは響鬼さんっていうのがわかっていただければ」
「んー、なんかなぁ」
「で、とりあえず「オロチ」を止めましょう」
「そうだね。そのためには・・・・・・」
「響鬼さん!!威吹鬼さん!!轟鬼さん!!」
「どうした?日菜佳」
突然さっき店で響鬼を迎えたおやっさんの娘、立花日菜佳が血相を変えて飛び込んできた。
彼女も猛士の一員であり、響鬼たちに魔化魍の情報を与えたり、対抗策を講じる、重要なメンバーの一人である。
「い、いま連絡があったんですけど、弾鬼さん、勝鬼さん、裁鬼さんが魔化魍に倒されて重傷だって!!」
「なに!?」
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〜三日前〜
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