第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
らき☆すた 〜崩壊、させない〜
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たが、「奴」はその20、いや50倍は受けていた。
「調子に乗って真っ向からくらってるからこうなるんだよ」
「ギャウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウアアアアアアアアアアア!!!」
もはや「奴」は原形をとどめておらず、その体はよくわからないものに変形させられている。
「さて・・・派手にいくぜ!!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
蒔風が右の手の指を伸ばし、「奴」に向け、それを引いて引いて左手を添えるように前に出して身体を反す。
その右手に光が集まり、敵を撃ち抜く閃光となる!!!
「光り、輝け!!!絶光(ぜっこう)!!!」
光がさらに強くなる。射止める敵を祓うが如く――――
「はぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!絶光尖!!」
蒔風が左手を引き右手を一気に前につきだした。
そしてその手に集まった光は刹那の瞬間に蒔風と「奴」の距離を無とし、その体を撃ち抜いた!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!バシュン!!!
「ケェ・・・カハッ・・・・」
「奴」の体に穴が空く。
妙な形になった「奴」は、その変形しきった身体のために、一言も発することもできずに
そのまま、消えていった。
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「奴」が消えると、その結界も消えて、元の街に戻ってくる。
時間はさほどたっておらず、こなたがゆたかに電話してから3分と経っていなかった。
一行はその場で話すのもなんなので、当初行く予定だったカラオケに入る。
「で?結局あんた何なのよ??」
「だーかーら。説明したっしょ??世界最強だって」
「説明になってないわよ!!」
「あたしは何となくわかったよー」
「あんたはそりゃそういうものに興味があって少しは耐性があるからでしょが!!」
「私も大体わかったんだけど・・・」
「つかさも!!??」
「わたしもわかりましたよ?」
「みゆきまで!?」
「かがみももうわかってるんでしょ?そんなはっきりとわかんなくても大丈夫でしょ?」
「たしかに・・・そうだけど」
「はっきり知りたい気持ちはわかる。だけどそこまでして知る必要はないよ。別に世界をどうとかってんじゃないでしょ?」
「なによ、わかったわよ!!あーもう、歌う!!あたし歌うわ!!」
「おーかがみんいいぞーー」
「「わーーーーー!!!!!」」
そうしてカラオケ
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