第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
涼宮ハルヒの憂鬱 〜エンター イン グループ〜
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機関のことなどを省いて説明したつもりですが、大丈夫ですか?」
「ああ、大体わかった」
「朝比奈さん、長門さん。今の説明に付け足すことは?」
「ないです」
「問題ない」
「んじゃ、今度はそっちだ。説明しろよ?」
「とーぜん。そのつもりだ」
そして、今度はオレが説明を始めた。
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「なるほどな。その「奴」って野郎がこの世界の最主要人物ってのを殺して、世界を壊して喰らうってんだな・・・」
「つまり「奴」はその人物を手繰ってきた。つまりあなたが来た理由もその最主要人物、つまりは」
「あー、悪いけど、この世界の最主要人物は涼宮ハルヒじゃないぞ?」
「涼宮さんではない・・・・?では誰が?」
「キョン、お前だ」
「オレ!!??」
「待ってください。彼は普通の一般人ですよ?」
「うん、そうだよ。彼は普通の人間だ」
「え?」
「最主要人物だからと言っても特殊な人間であるわけではない。普通の人間が主人公の話もあるだろ?」
「なるほど」
「あ、あのぅ・・・つまりキョン君の命が狙われるって事ですよね」
「そうだよ!ここにいるのまずくないか!?」
「たぶん大丈夫。いま「奴」は世界の構造を割り出しているだろうから、来ないと思う」
「世界の構造?」
「世界によっていろいろ違いがあるだろ?それを割り出さないと、世界を壊しても取り込むことが非常に困難になって、ほとんどが消えてしまうんだ。だから今「奴」は世界の構造を割り出している」
「それはどれくらいかかりますか?」
「長門さん。「奴」が来たのは何時頃ですか?」
「今日の17時48分」
「となると大体明日の18時くらいかな」
「では明日の放課後に一気に攻めてくると?」
「いや、少なくとも涼宮の近くにいる時は大丈夫だ」
「なんでだ?」
「涼宮の前でお前を殺す。それはあからさまに非日常だ。「奴」か特別な力を使おうと使わまいとそれは涼宮の精神に大きなショックを与える」
「なるほど。それで世界の構築が変わってはせっかく今算出しているのが無駄になる、ということですか」
「もしくは、新しい世界を作られるかもな。つまり「奴」も俺たちも、涼宮にばれないように事を済ませなければならない」
「では、今は安全なのですね?」
「うーん。確かに「奴」は動けないし、今殺しても世界は食えない。けど・・・」
ヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァンン!!
「ボコボコにして捕ま
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