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MUV-LUV/THE THIRD LEADER(旧題:遠田巧の挑戦)
4.SES計画V
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こそ衛士の務めだ。」
「斯衛の巌谷大尉ですね?F-15Cの性能は圧倒的であったのにも関わらず斯衛の衛士が戦術機の腕と機転で勝利したと聞いています。」
「ああ、巌谷大尉は腕利きだったがまさか勝つとは誰も思っていなかったよ。だが分かったな。衛士はまず腕を磨け。戦場で生き残るためにもな。」
「はい。心得ました。」
「でも気を付けなさいよ?訓練でも事故ってあるんだから。最近は疑似生体技術がずいぶん進んでるみたいだけど、一回の事故で衛士をやめざるを得なくなるかもしれないんだから。」
「分かってますよ智美さん。これまで衛士になるために頑張ってきたんです。絶対になって見せます。」
「うん。教官話はしっかり聞けよ?お前にとってはもう分かっている話が多いとは思うが、教官ってのは訓練のプロだ。訓練兵を虐めているように見えるが、任官すればその意味が分かるようになる。それに教官はお前が初めて会う軍人だ。俺も軍人だがお前との関係は師匠と弟子だからな。上官としての軍人は訓練校の教官が初めてだろう。しっかり学べよ。」
「はい。」
今日は訓練納めの日。訓練校に入ればしばらく柳田と会う機会はない。柳田家は巧にとって第二の家といえる存在になっていた。その大切な時間を豪華な夕食と共に噛みしめながら、巧は決意を新たにした。
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