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うちはオビト逆行物語 [ 逆行?何それ美味しいの?] 壱
うちはオビト逆行物語〜きっと他にもいるから〜
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ばあちゃんはそのまま俺に近づいて手を取った。
「オビト、あなたの父さんたちはね・・・あなたが小さい頃に亡くなったの、オビトを守るために。」
「・・・俺を?」
守るために、っていったい・・・どういう。
「ごめんねぇ・・・オビト。」
そう言ってばあちゃんはまた笑った。
・・・これ以上は言ってくれないということだろうな、まぁいいんだけど。
「ありがとう、ばあちゃん。」
俺は部屋に戻った。
「はよー!」
「あっ、オビト!おはよ!」
あの日から数日たって、カカシの飛び級で下忍になる日になった。
アイツらしい、やっぱり今回も言ってくれなかった。
「・・・カカシ、上手く出来てっかな?」
「大丈夫だよ!カカシだもん!もしも上手くできてなかったら私達が追いついて助けなきゃね!」
同意の代わりに笑顔を向けて俺達は歩き出した。
俺らも早く追いつかなきゃな。
「にしてもあの日からカカシの姿見ねぇなぁ・・・。」
「そう言えばそうだよね、いそがしいのかな?」
それだけならいいんだけど・・・。
あ、でもまだ馬鹿な時期じゃないか、ちゃんとやってるはずだもんな生意気なりに。
俺も早く下忍になりてぇ・・・。
「と言ってても残り数ヶ月で、俺らも卒業試験か・・・。」
「早かったねぇ・・・、でも気は抜けないよっ!お互い頑張って下忍になろうねっ!」
そう言ってリンは俺の手をギュッとにぎって笑う。
・・・待ってリンまじで柔らかい、白い、可愛い!
自分でも分かるくらい鼻の下が伸びてるきがする、やめよう。
「そろそろ行かなきゃ、アカデミーのHRに間に合わなくなるね、行こっ!」
「あ、あぁ・・・。」
タジタジしながらも俺はなんとか返事して、リンと共にアカデミーに向かった。
・・・早く忍になりたい、そしたら後は成り行きだ。
「なぁ、アスマ・・・。」
「なんだよ・・・言いたいことも分かるけどよ。」
「・・・じゃあ助けてくれよ。」
アスマは苦笑いをして視線を反らす。
「悪い・・・俺には無理だ。」
「おまっ・・・!裏切るのか!」
「いや、なにも手を組んだ訳では無いしな、頑張れよ!」
じゃあな!と精製した顔でアスマは逃げた。
あいつ・・・後でゼッテー殴る・・・!
この場を逃れられた時に・・・だが。
「どうしたの?オビト、行くんでしょ?」
「アスマも来れば良かったのに、なんで行っちゃったのかしら・・・。」
女子勢に捕まったのだ、しかも用事が買い物。
つまり、お荷物係だ。
みんなで買い物、な。
建前なんだろうけども、だってここ服屋だし。
女子勢の買い物だろうが、ったく。
「結局こうなるんだよなぁ・・・。」
「なにが?」
「いや・・・なんでも。」
正直、放課後ぐらい好きにさせて欲しい。
リンといれるのは別としてな
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