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Fate/GrandOrder///OutBre;ak
終わりと始まりの境界で
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―――バーサーカー……? 何故、この空間に?
固有結果は任意で標的を結界内に放り込む事が出来る。
だが、バーサーカーを入れたつもりはない。
とするとこんな芸当が出来るのは……。
「……お兄ちゃん」
やはりイリヤだったか。
バーサーカーを引き連れて空間ごと捻じ曲げ、無理矢理、入ってきたな。
「離れろ、イリヤ。
私は忙しい」
「いや、お兄ちゃんの相手は私よ!」
狂戦士はアーチャー目掛けて突進する。
―――これは、利用できる!
アーチャーは黒鍵を回避しながら思った。
黒鍵の射角にバーサーカーを入れて―――今だ!
次の瞬間、黒鍵はバーサーカーを貫通した。
バーサーカーの横腹に小さな穴が出来上がる。
バーサーカーを盾がわりに利用すればこの状況を打開、できるかもしれない。
確証のない根拠に追い討ちを掛ける様に黒鍵は次々と発射さらる。
アーチャーは黒鍵の射角を計算し避けながら調整する。
バーサーカー【壁】を利用して回避し。バーサーカーの『狂化』の特性を利用すれば!
「■■■□□□□□□□□ッ!!!!」
バーサーカーは痛覚を感じ暴れ回る。
そしてバーサーカーは自身の横腹に出来た穴に触れ。
この穴を作った元凶を探し出す。
そしてそれを見付けた。
「おや、これは厄介ですね」
バーサーカーは男に立ち塞がる。
数十mの距離を一足で飛び越え、バーサーカーは己の身体ごと標的に叩き付けた。
男はそれを回避し。黒鍵を再度投影する。
「厄介ですね……知性を失っている分、感情的だ」
黒鍵の連続投射。
三本連続で発射され、バーサーカー目掛けて突き進む。
バーサーカーはそれを弾き、距離を詰める。
「□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□―――!!」
「五月蝿い……いえ、なんでもありません」
それでも男は余裕のある表情だった。
余力を残している―――?
バーサーカーは力任せに大剣を振り払う。
男はそれを難なく躱し、無駄と解っても投影した黒鍵を発射する。
何本も、何本も、何本も。
百本近い黒鍵が発射された。
今の所、一度に連続して撃てるのは25本。
連続投影は30本が限界と見立てた。アーチャー程の投影使いならある程度は解る。
「これで、少しは話せるよね?士郎?」
バーサーカーとあの男に気を取られていた。
いつの間にかイリヤはアーチャーのすぐ側まで近付いていた。
「イリヤ、ここは危険だ」
「大丈夫、いざとなったらバーサーカーが護ってくれるから。それに士郎も私を守ってくれるんでしょ?」
「何故、そう思う?」
「兄妹ってそういうものじゃないの?」
無邪気な発想と笑顔でイリヤは首を傾げる。
「待て、姉さん。
君の言ってる兄妹
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