第2章:異分子の排除
第24話「あの時と同じ」
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思い、視線を横に向ける。
「...だからよ、無理して行こうとするな。織斑。」
「うるせぇ...!主人公は俺なんだ...!てめぇらが活躍してんじゃねぇ!!」
桜は一夏にそう言うが、一夏はその言葉を一蹴してマドカ達の方へ行こうとする。
「...機体がその状態でなにができる?それではISを傷つけるだけだぞ?」
「うるせぇ!....いいぜ、邪魔するのならてめぇから倒してやる!」
「(頭に血が上ってやがる...。)」
冷静ではないと即座に判断した桜は、一夏を無力化させようと構える。
「....っ!?」
「がっ!?」
突然、桜は咄嗟に身を躱す。
すると、倒したはずの強化機体が桜と一夏を狙っていた。
なお、一夏は今の攻撃(弱め)で吹き飛んでいた。
「っ、こいつ...!」
先程桜が吹き飛ばしてしまったせいか、距離が離れすぎていた。
既に桜と一夏はロックオンされており、桜自身はどうとでもなるが、一夏はさっきの攻撃で吹き飛ばされ、絶体絶命になっていた。
「(間に合わない...!)」
見殺しにするか。そう考え、放たれたビームを桜は凌ごうとする。
その瞬間...。
「風水を、剣に宿す...!」
―――“瞬刃・一閃”
一夏を狙っていたビームが、切り裂かれる。
「...!秋十君、戻ってきたのか。」
「はい!...【鈴が記憶が戻る際の頭痛に苛まれています。だから、早く戦いを終わらせようと。】」
「【...なるほど。分かった。】」
プライベートチャンネルで秋十は桜にそう伝える。
拒絶反応による頭痛は、放置するとどうなるかは桜にも分かっていないので、早急に片を付ける事にするらしい。
「【...俺が斬りこむ。そこをすかさずライフルで狙え。...俺の動きを何度も見た秋十君ならできるだろう?】」
「【...当然です!】」
秋十のきっぱりとした返事に、桜は笑みを漏らし、敵ISに斬りかかる。
「凛として舞え....“円水斬”!」
ビームの銃口が向けられるのもお構いなしに、桜は接近し、そのまま円を描くような軌道と剣の軌跡で切り裂く。
「...喰らえっ!」
「おまけだ!」
切り裂かれた瞬間、秋十はライフルを撃ち、弾かれるように吹き飛んだ所をさらに桜がライフルで追撃した。
「...敵機、沈黙。...念のため、トドメ刺しておくか。」
さすがに動かないだろうと思う桜だが、念には念を入れて、ブレードで頭に突き刺した。
「えっ、桜さん!?」
「...あー、大丈夫大丈夫。こいつ、無人機だから。」
躊躇なく殺したのを見て、驚きの声を上げ
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