31話 奇蹟 3.6
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こまでの火種となった。巻き込まれた者達は至って関係ない。仕掛けた方も事態を重くは見ない。これは見せしめだった。
サードの目の前に知らない男性2人と女性1人が現れた。
。サードが頭痛を感じた。その彼らが彼に呼びかけた。
「ユウ。オレらに指示をくれ!あの腐った奴らに地獄を見せてやれと!」
一人の青年士官がサードにきつく詰め寄った。その隣でその士官を宥めるもう一人の若い士官がいた。
「フィリップ中尉!このままでは何もなく全滅します!組織的抵抗をやめて彼らティターンズの支配下に入る事も視野にいれては?」
「冗談じゃない!奴らは歯向かう一般人を虐殺したんだぞ!あいつらは軍人じゃない!軍人は市民の安全を守る者だ!」
すると一人の女性がサードの前に立った。
「大尉・・・。貴方の決断を待っています。玉砕か投降かです・・・。どちらにしても私もフィリップ中尉、サマナ少尉は従います」
そう女性が言うと、サマナはその女性に困った顔で話し掛けた。
「え〜。僕はまだそんな覚悟は、モーリンさん・・・」
するとモーリンがサマナに一喝した。
「サマナさん!男なら腹を括りなさい!」
サマナは不満を言いながら、3人とも口論が続いて姿が消えていった。
次の場面では、ジムVに乗ったユウを始めとする小隊がティターンズの部隊と死闘を繰り広げていた。
ユウの無線にバックアップのモーリンの声が入る。
「隊長!サマナ少尉が支援を求めております。少尉の防衛に回った方向に民間人の防護シェルターが有り、多数の避難民が・・・」
その直後、モーリンから悲鳴が上がった。
「きゃあーー。そんな・・・サマナ少尉が・・・防護シェルターと共に信号が消えました・・・ああ・・・」
ユウは奥歯を噛みしめていた。フィリップから通信が入る。
「隊長!オレらの周囲はみんな避難民だらけだ。奴ら無差別に攻撃している」
すると、ティターンズの攻撃側の指揮官と思われる者からオープン回線で通信が入った。
「これ以上抵抗を続けるならば、街が地図から消滅する。武器を棄てて投降すれば考えてやらんでもない。繰り返す・・・」
そこでユウの視界が暗くなった。次に明るくなった時はどこかの部屋の中だった。
目の前に知らない青年将校が出てきた。凄いプレッシャーだった。
「君がユウ・カジマ大尉か。連邦でもエースと呼ばれた。私は感じる。君から才能をね」
その将校は髪が紫色で白い軍服姿だった。傍にまた知らない白衣姿の壮年の男性2人が立っていた。
「ムラサメ博士、ナカモト博士、彼は使えると思うが」
「シロッコ中将、彼の数値ならば良い成果が出るでしょう」
「頼む。今後は1人でも多くのニュータイプが必要だ。人の覚醒を待つには
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