第十話 自衛隊との共同作戦2
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なく、アカツキ帝国軍では、古代龍を発見した場合は、戦闘機を筆頭とした航空戦力で地面に叩き落して、そこから砲兵科の砲撃と機甲科の戦車部隊による攻撃で仕留めるようにされている。
間違っても生身で戦うように想定はされていない。
「ですが、あまり増員は送れませんね。炎龍を確実に仕留める戦力を送り出したら次は帝国軍を呼ぶことになりますよ」
「それは分かっている。だが、このままにしておくことも出来ないだろう。君は、誘導もしないロケット弾を渡されて炎龍と戦えると思うかい?」
「現実的ではありません」
「そうだろう」
当ててダメージを与える事は出来るが、それで確実に仕留められる保証もないし、何より空中に素早く退避も出来るので、誘導もないロケット弾で当てる確率は低い。
「ならば、あれを実戦に投入してみるか」
「戦術歩行機計画がついに成功したのですか?」
「実物は出来ている。後は実戦でどれだけ有効かはまだ分からんが、送らないようりはマシだろう」
戦術歩行機計画。アカツキ帝国が転移前より計画されていた二足歩行、または六足歩行のロボットを機動兵器として運用する計画である。
SFの領域で現実的でないと判断されて、当初は軍からの評価も低かった。批判の理由は他にもあり、人型機動兵器のサイズは4m〜6mと予定されており、これは戦車よりも1mほど全高が高く即時発見がされやすい為、対戦車兵器の標的になりやすいうえ、人型機動兵器の大きさ故にに、エンジンのサイズも限定しなければならず、高出力エンジンを搭載する事が出来なかった。人型はコンパクト故に装甲も薄く、第二次大戦時の軽戦車並の装甲が限界で合った為に、兵器は作れても現状の技術レベルでは想定した実戦に耐えうる兵器ではないと判断されて、計画は中止となる予定であったが、異世界転移により状況は変わった。
これについての細かい説明は後に説明させていただく。そして戦術歩行機計画で完成した機体の一つが、10式戦術装甲歩兵機である。
全高4メートルと高いが、二足歩行で歩けるために車両が通れない悪路も簡単に歩行で突破できる事が出来る。そして人と同じように武器を腕で装備出来るために、状況に応じて様々な兵装を装備できる点だ。標準武装は30mm重突撃銃で、これ以外に120mmロケット弾も装備可能で、第三世代戦車も破壊可能な兵器も装備出来、足の裏にはローラーがついており、これを使用すれば平坦な場所であれば、最高時速80キロを超える足で走る事が可能である。
なお、この兵器の所在を知った地球出身者から「何でボト○ズが、現実に存在するんだ!!」「てか、リアルに似すぎだろ!サン○イズさんに怒られるぞ!」「キ○コ・○ュービィー!!!!!」とのコメントを頂いている。
「10式を三機援軍に出すと
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