機動戦艦ナデシコ
1309話
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俺が技術班に注文していたのは、追加武装と増加装甲が組み合わさったシステムだ。
イメージ的には、Zガンダムに出てくるガンダムMk-UとGディフェンサーが合体したスーパーガンダム。
だとすれば、別にそこまで細かい操作とか注意事項とかは必要ないと思うんだが。
いや、技術班の事だ。俺の想像も付かないような物を作っている可能性はある。
それこそ、ニヴルヘイムのように。
『ええ。まぁ、その件はここじゃなんだし、後でじっくりと説明させて貰うわ。今は時間もそんなにないんでしょ?』
「そうだな、今日そっちに戻れるかどうかは分からないが、出来るだけ早い内にそっちに一旦戻る。ああ、それと量産型Wとメギロートをゲートの警備の為に寄越してくれ。火星は木星蜥蜴に占領されている以上、襲撃される恐れがあるから、念の為に多目にな」
『ええ。でもどうせなら、幹部から何人か出しましょうか? アウルやスティング、レイ辺りとか』
「いや、そこまではいらないな。幹部には戦いの方で活躍して欲しい」
『そう? じゃあ、すぐにそっちに送るように準備をするわね』
レモンとの話が終わり、最後にエザリアの映し出されている映像スクリーンへと視線を向ける。
「エザリアには悪いが、一旦こっちに来て貰えるか? 幸いこっちには俺が乗っているナデシコを作ったネルガルって会社の社員がいる。それもある程度権限を持った……な」
視線の先にいるのは、エリナとプロスペクター。
一応ゴートもネルガル側の人間ではあるが、こう言ってはなんだが所詮警備の人間に過ぎない。
プロスペクターやエリナに比べれば、一段……いや、二段は落ちるだろう。
『一応こっちにも相応の仕事があるんだけど……まぁ、いいわ。新しい世界との間で貿易が出来るようになれば私達にとっても利益になるし、他の世界にも利益になるでしょうから。すぐに……は無理ね。簡単な引き継ぎをしてからだから、30分くらい後でそっちに行くわ』
「頼む。手間を掛けて悪いな」
『あら、珍しいわね。アクセルが私の事を気遣うなんて。でも、いいのよ。私もこの仕事に充実感を持ってるんだから』
とてもイザークのような子供がいるとは思えない、若々しい笑みを浮かべるエザリア。
コーディネイターって不思議だよな。
まぁ、今はホワイトスターに時の指輪を融合させて、その受信機を持ってるんだから年齢に関しては殆ど心配する必要は無くなっているんだろうが。
それに多少ストレスがあっても魔法球で1時間休めばあっという間にストレスを解消出来るというのもいい影響を与えているのだろう。
「じゃあ、それぞれ準備を頼む。これから暫くはこのナデシコ世界の火星が俺達がメインで活動する事になるだろう。……マブラヴ世界も結構心配はあるんだけどな」
『
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