12話 神討つ狼 来る
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
犬……」
何処か見覚えのある犬だった、何処で見たかなー?と思い出そうとしていたが
「……助けて……」
ロスヴァイセの一言でそれは後と割り切り思い切りジャンプした
「はいよ」
ロスヴァイセを庇うように着地しフェンリルと相対した見る度に疑惑は確証となった……こいつ………俺は活動すら使わずにフェンリルに近づく
「え、ちょっ、下がって!」
後ろでロスヴァイセが何か言っているが心配ない
「犬、伏せ」
俺の一言でフェンリルは見事に伏せた
やはり…………此処に俺を連れてきた犬がフェンリルだった……って
「知らないって怖い…」
しかし少し自分の無知に感謝したのも事実だったが…
「何で此処に来たんだ?」
「バウワウ……」
聞いた俺がバカだった高位な魔獣であっても犬相手に会話など出来る訳……あ
「魔獣創造」
俺は魔獣創造である魔獣を作った、イメージは海賊の肩に乗っているオウムだ
「バウワウ」
『オーディンが此処にいると言われたから来た』
うん、機能しているな
『だがお前がいる事を向こうは知らなかったんだな、お前が来る前に勝負をつけられなかった……』
向こう?誰か黒幕が?
『それは知らん、だが……後ろにはデカイものがあると見た』
嫌な予感がする……まぁ
「お前これからどうする?」
『元々お前と争う気はない、オーディンと雌雄を決する為に来たのだ』
「それは辞めろ、爺さんとそこのヴァルキリーは俺を保護してくれた恩人だ。もし…まだ手を出そうものなら…」
空は不機嫌な顔で
「殺すぞ駄犬」
『解った、貴様の怒りを買ってまた足を腐らせたくないからな』
「よし、なら野生に帰れ」
『無理だな、戻ると身が危ない』
どんな奴に飼われてたんだよ、なら
「俺の使い魔にならない?」
フェンリルなら、やってみたい事があるんだー
『うむ、良かろう貴様の使い魔となろうでは無いか』
やった!使い魔ゲットだぜ!と喜ぶ俺と対照的に爺さんとロスヴァイセはキョトンとしたままだった
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ