機動戦艦ナデシコ
1308話
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かべ、俺の背後にいるナデシコのクルーや避難民を見て尋ねてくる。
『……さて、こんな風に私達3人に同時に通信を送ってくるという事は、どんな厄介事に巻き込まれたの? それとも厄介事を巻き起こした、と言った方が正しいのかしら?』
エザリアは苦笑を浮かべつつも、特に慌てた様子もない。
「3人共、忙しいところを悪いな。ちょっとこの世界……取りあえずナデシコ世界と名付けたが、そのナデシコ世界で色々と問題が起きた。その解決にシャドウミラーとして力を振るいたいと思ってこうやって神楽坂に通信を繋いで貰ったんだが……いや、それ以前に何だって神楽坂がリュケイオスのオペレーターをやってるんだ?」
そんな俺の疑問に答えたのはレモンだった。
『ああ、明日菜ね。彼女はシャドウミラーに入ったのはいいけど、これといった適性がないから現在は色々な部署を経験して貰っているのよ』
「あー……なるほど。実働班なら向いているかとも思ったが……」
『能力はともかく、ね』
「だろうな」
その短いやり取りで納得してしまう。
敵を殺すという行為に関して忌避感がある神楽坂だ。そんな人物がPTとかを使っても危険なだけだろう。
「なら、生活班とかはどうなんだ? 元々超包子で働いてたんだし」
『他に適性がなければ、結局はそうなるでしょうね。……それで、まさか明日菜の件で連絡してきた訳じゃないでしょう?』
レモンの言葉にエザリアとコーネリアも頷く。
特にエザリアは話を早くしろと促すような視線を俺の方に向けている。
「そうだったな。実は、このナデシコ世界の火星を俺達シャドウミラーで占拠したい」
そう告げ、俺の考えを3人へと説明する。
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