暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1308話
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見惚れているし。
 ……だから、ハルカとエリナ。俺の方にジト目を向けるのは止めてくれ。
 それとこれが最大の理由だが、数年間超包子でバイトをやっていたという実績がある。
 つまり、シャドウミラーの人員が神楽坂の性格をよく知っているという事だ。
 俺の場合は純粋に神楽坂の性格を知っているから問題はないし、それはあやかを始めとした従者組も同様だろう。
 だが、他のシャドウミラーの人員は神楽坂の人柄についてはよく知らない。
 思い込みで突っ走りがちなところもあるが、何だかんだと面倒見がいいってところとかな。
 その辺をホワイトスターでバイトをしていた4年間で他のメンバーにしっかりと周知させたのが神楽坂をシャドウミラーに引き入れた最大の理由になるだろう。
 それに比べると、亡命希望者の方は残念ながら全くその性格や人柄を知る事が出来ていないしな。
 けど神楽坂がシャドウミラーに入った件に関しては不安要素がない訳でもない。
 基本的にシャドウミラーは国という存在であり、そうなれば当然理不尽な行為を行うのも珍しくない為だ。
 例えば今回の場合は避難民を受け入れない、とか。
 人道的に見れば責められても仕方ないが、国という観点からみればそれ程おかしな話ではない。
 それは今回だけの話ではく、今まではなかったが、下手をすれば接触した世界に対する殲滅戦のような行為をしかねないという事でもある。
 勿論俺だって好んでそんな真似はしたくないが、それでもやらなければならないとなったら、手を抜くような真似はしない。
 そんな事になった時、神楽坂の場合は色々と騒ぎ出しそうでちょっと不安があるんだよな。
 元々一般人として暮らしてきた神楽坂だけに、人を殺すという行為に対して強い拒否感があるし。
 俺がネギま世界に紛れ込んだ時には、それが理由で幾度となく対立もしているのだから。
 いざって時の覚悟はしておいた方がいいだろう。

『アクセル? どうしたの?』
「……ああ、いや。何でもない。それで、悪いがこの通信をレモン、コーネリア、エザリアに繋いで貰えないか? 至急相談したい事がある」
『え? ちょっと、急にそんな事を言われても……えっと、ちょっと待ってね』

 そのまま少し戸惑いながらも、間違う事もなく新たな映像スクリーンが3つ、空中に浮かび上がる。

『ちょっと、誰よ。今は忙しいって……あら、アクセル? 今回は随分と早かったのね。まぁ、ある意味丁度いいかもしれないけど』

 レモンが一瞬こっちを睨み付けるようにしながらも、すぐに嬉しそうな笑みを浮かべる。

『うん? アクセル、久しぶりだな。元気そうで何よりだ。……随分と後ろが賑やかなようだが、今回はどんな世界に行ったのだ?』

 コーネリアは口元に微かな弧を描くような笑みを浮
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