第一話
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気がつくと、ベッドの上にいた。
「あら、気がついた?」
女性が入ってきて声をかけてきた。しかし、心配しているというより嫌々話しかけているようなトーンだった。
「助けていただき有り難うございます。」
「助けたいと言ったのはあの子よ。あの子に言いなさい。まったく、泥棒猫の子は馬の骨まで拾って来るものだから困ったものだわ。」
そう言ってうしろの女の子を指さし、部屋を出ていく。
このセリフを聞いたときあの女性がデュノア社の社長の正妻で後ろの方にいたのがシャルロットだということを知った。
ISはネオジオン袖つきの紋章のペンダントになっていることも知った。
話が終わると女の子が近づいてきた。
「やあ、大丈夫?」
「助けてくれて有り難う」
「ううん。そんなたいしたことしてないよ。それより、ごめんね。あの人は元々はああいう性格じゃなかったみたいなんだけどね。あ、ごめん。暗い話になっちゃって」
「いや、問題ない。あ、自己紹介がまだだったな。おれは...
クオリア・ハーヴェイスだ。クオリアとでも呼んでくれ。」
「うん。よろしくねオリア。僕はシャルロット・デュノア。シャルってよんでね」
「Yes.your majesty」
いきなりベッドから立ち上がり膝をついて頭を下げる
「い、いきなりそんなことしなくてもいいt『ピリリリリリリリ。ピリリリリリリリ』あ、僕お父さんに呼ばれたから行ってくるね」
そう言って部屋を出ていくシャル。
銃撃音や爆発音が聞こえてしばらくしてからシャルが血相を変えてかえってきた。
「ここが襲われてるから逃げて!早く!」
「何で襲われてんだ?」
「たぶん兵器を作る工場を確保するためだと思う。ってそんなこと言ってる暇じゃないよ!逃げないと!」
「シャルはどうするんだ?」
「のんきに話してる暇ないから!早く逃げて!」
「主をおいて逃げる事など俺には出来ない。俺も戦う。いや、戦わせてもらう」
そう言って窓から外に飛び出して機体の名前を叫ぶ。
後ろでシャルがなにかを叫んでいるが聞こえなかった。
「こい、シナンジュ!」
ペンダントが赤く光り、そこにISに比べると比にもならない位の大きさの機体。シナンジュがあらわれる。
コックピットの椅子はとてもフィットして座り心地が良かった。
スーーハーーー
深呼吸をして気持ちを切り替えるクオリア。
「見せて貰おうか。ISの性能とやらを」
テロリストたちの手が止まる。
無論、味方もだ。
それもそうだ。IS約6mに対しシナンジュは22.6m。いきなりそんなのが目の前に現れれば手も止まる。
先制射撃。ビームライフルを射つとテロリストはおろかISもろともスクラ
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