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足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない。


この破壊の衝動を押さえるのに使う肉体がない。

周りには人だったものが沢山ある。でも切っても意味がないぐらい小さくなってしまった。

ダダダダダダダダダ。バンッ。カシャッ。

警察官たちが入ってきて銃を向けている。

ああ、新しい肉体がきた。

頭に浮かんだのはそれだけ。

だから銃口が向いていようと関係ない。

体は自然と狙いを定める。

足を動かすと共に意識を失なっていった。

最後に見たのは引き腰の若い警官が銃を撃ち、銃口から煙が出ていた。

死。何人にも与えてきたものを自分に与えてもらうこの感覚ははじめてで最後だった。


ーーハハハ、オマエサイコウダナ。キニイッタ。イロイロ、コワシテミナイカ?ーー

幻聴。だがとても楽しそうな誘いだ。
退屈しなそうだ。

ーーナマイキナオンナドモヲイタブルノモイイゾーー

生意気な女か。殺しがいがある。

ーーシンサシュウリョウダ。オマエヲテンセイサセル。ーー
この言葉を最後に意識をうしなった。
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