第10章 エル・ファシル掃討作戦 後編 @
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識不明の重体に陥っていた。
そのため小隊長付の軍曹が小隊長代理をしていたがその軍曹も帝国軍との銃撃戦によって戦死。
そういうこともあって小隊の現状戦力は7割:24名であった。
私は分隊長の伍長と軍曹たちを集めて作戦概要を話した。
分隊長たちはベイ中佐の折り紙つきの優秀な下士官でこの苦戦の中臆することなくてきぱきと動いてくれた。
そして0400時ヘリは離陸した。
ヘリに乗り込むとき私はヘリパイと打ち合わせしたときその女性ヘリパイの顔を見たとき腰を抜かしそうになった。彼女はなんと
ジェシカ・ヒューズ少佐であった
あとで少佐から聞くこととなるのだがもともと補給科の彼女は補給ヘリを操縦を担当してたらしく免許を持っていたらしい。当時は第3派遣群司令部付飛行隊指揮官であった。
そんなこんなで少佐の率いるヘリ4機に分乗し、高性能遠距離無線機を持った我々はシュレジェン駐屯地へ急いだ。
飛んでいるとき下は帝国軍と同盟軍が市街地戦を展開しており迫撃砲までもが飛び交っているのが見えた。
ベイ中佐曰く帝国軍はアルデンヌの近くにある炭鉱跡からここまで鉱脈を拡大してそこから反撃に出たという。しかし、この作戦を使ったということは奴らにあとはないと踏んでよかった。
下から盛んに対空砲火を打ち上げてきておりわれわれも機上機関銃で盛んに反撃した。
ジェシカ少佐が
「今から急降下するからつかまって!」
といってヘリを急降下させた。
そして帝国軍の陣地めがけてロケット弾と機関砲をぶっ放し急上昇するのを3回繰り返した。
そのあとを見ると建物が崩壊していくのがみえ帝国軍兵士のバラバラになったいくつもの死体が見えた。
少佐は親指を立ててこっちに微笑んできた
一瞬ぞっとしたのは私だけであっただろうか?
少佐はもっとおしとやかな女性だったはずだったが
なんて考えながら、私も親指を立てて返事を返した。
飛ぶこと20分シュレジェン駐屯地が見えた。
火の手は上がってないが周囲の市街地で銃撃戦と迫撃砲戦が繰り広げられているのが確認された。
私たちは何とか無事に駐屯地に着陸した。
ジェシカ少佐はここで燃料と弾薬を補給して近接航空支援を行うために飛び立っていった。
私たちはすぐに連隊司令部に向かった。
この第100後方支援連隊の連隊長はマーカス・ミュンツアー大佐である。
少し、彼のことを紹介しておく
彼は後方支援部隊の中では唯一といってもいいくらいの実戦肌を持つ指揮官である。
マーカス大佐は士官学校を宇宙歴763年に卒業してから激戦地の一つである惑星カプチェランカ第4補給基地に配属れる。
しかし、着任数日目にして同盟軍史上9番目の死傷率となった戦い「カプチェランカw‐44攻防戦」で生還率2%で生還した唯一の士官であった。
彼は逃げ回っていたわけではなく、た
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