第10章 エル・ファシル掃討作戦 後編 @
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然が美しい都市にあった第2攻撃任務軍第3派遣群司令部に拘束されていた。
掃討作戦も終盤と思っていた同盟軍の警備態勢が緩んだすきを突き帝国軍の最後の攻勢は開始された。
3月23日 0300時
ドカーン
と司令部庁舎が割れそうな大きな揺れに襲われる
ベッドから転げ落ちた私はすぐに身構える。
とりあえず解放されてあと2日は司令部庁舎にいたのち連隊復帰という形であったため銃の携行等の自由は許されていた。
ブラスターを持ちドアから出る。
通路は警報が鳴り響いていた
「全司令部憲兵・警備中隊はただちに第3ブロックへむかえ!
繰り返す…」
完全にパニック状態になったオペレーターの声が放送で響く
私はとりあえず司令部は急いだ
通路は非常灯が点灯し赤くて薄暗い
歩みを進めようとした瞬間だった
後ろから
「動くな!
手を挙げて銃を置いて、ゆっくりとこっちを向け!」
と同盟語で叫ばれた
無駄に動いても撃たれるだけなのでゆっくりとそれに従った
そして振り返るとそこにはベイ中佐がいた
私を見るなり中佐は
「おお!
シュナイダー!無事だったか!
よかったよかった」
言ってこっちに近づいてきた
ベイ中佐曰くさっきの爆発は司令部で起きたようで司令部要員の中に内通者がいた可能性が高いとのことであった。
また、そのため第3派遣群司令官シュルツ・シュマウザー准将以下司令部の士官は全滅。
この司令部駐屯地も攻撃にさらされておりここに駐屯する第13警備大隊とベイ中佐指揮下の第82憲兵大隊が攻撃を防いでいるがいつまでもつかわからないという。
私は即座に
「周辺部隊はどうなっているのでしょうか?」
と聞いた。
中佐は
「この周辺には第100後方支援連隊と第111航空基地に駐屯する第9艦隊第104戦術航空団第104警備大隊それに第304補給大隊が地上戦力として駐屯している。
第104警備大隊と第304補給大隊とは地下有線で連絡できているのだが第100後方支援連隊とは連絡が取れていない。」
私はその場の思い付きで
「中佐
私に1個小隊ないし2個分隊お貸しくださいますか?
私が第100後方支援連隊に赴いて無線連絡を取ります。」
といった
中佐は
「戦力はよいが、危険すぎる。
それに連隊が今現在消滅してないとも限らないんだぞ」
と言われたが、私は何とかして中佐を説得し第100後方支援連隊の駐屯するシュレジェン駐屯地へ中佐の大隊の第10野戦憲兵小隊を率いて向かうことになった
私は倉庫からM-13 7.72o実弾ライフルという警備部隊に主に配備されているライフルとその他装備品をもってヘリポートへ向かった。
第10野戦憲兵小隊の指揮官であったマシュー・エベンス曹長は百戦錬磨の下士官であったが先の司令部爆破の時に巻き込まれて意
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