第一部
宴会3
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「では…僭越ながら私から報告の方をさせていただきます。」
幻想郷と呼ばれるこの大地
弾幕勝負、スペルカードルール、さらには有力者の情報を細かくわかりやすく説明した
「なるほどなるほど。んで?それだけじゃないんだろ?」
偉そうに主人の風格をだす子供に対してさっちゃんは言った
「はい、そうでございます。ご主人様が喜ばれる情報は3つ。一つはこの幻想郷には二つ名を持つ人物が、二つ名を持つ妖怪が多数存在します。二つ目はご主人様のフィアンセは早く見つかるかと思います。最後にもう一つは、この幻想郷には忘れられた存在が訪れる場所、つまりご主人様が探されている家族がいるかもしれません」
紫は思った
これであの子供主人と従者の幻想郷に訪れた理由がわかった
しかし後者の二つはわかる
家族と恋人を探しに来たのだろう
しかし最初の一つはなんだ?なぜ二つ名の存在をそこまで主張する?なぜだ?
紫の考えと同時進行に事は進んだ
この幻想郷を揺るがす人物三人が動いた
「なるほどね!もしかしたらそこの結界の中にいるのかもしれないね。紋、朔弥。あの結界を壊してくれ」
「了解ご主人!」
「かしこまりましたご主人様」
ついに幻想郷の有力者あつまるこの宴会と交わる
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