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赤とオレンジ
第0章 原作前
神社の黒髪
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うだ。致し方あるまい」

術者が刀を抜き、真上に刀をあげた。

俺には関係ない。それでも見過ごすことはできない。

その刀は振り下ろされた。
だが、それを俺は受け止めた。

少女side

「その子を渡してもらおう。忌々しき邪悪な黒き天使の子なのだ」

嫌だ、私は行きたくない。

「この子は渡しません!この子は私の大切な子です。そしてあの人の大切な娘!絶対に渡しません!」

母様・・・。父様助けに来てください・・・。
すると男は刀を抜きはじめた。
や、やめて。母様が死んじゃう。誰か助けて・・・

そして振り下ろされると…
そこにはオレンジの衣?を着ている私と同じ年くらいと男の子が刀を受け止めていた。



空side




刀を衣で受け止めると、真ん中にいる首謀者だと思われる人物に話しかけられる。

「少年よ。なぜそこの2人を助ける?あの忌々しき黒き天使に穢されたものなのだぞ?貴様も邪魔をするなら斬るぞ?」

「俺からしてみれば、お前らの方がよっぽど穢れてるぜ?」

この言葉にキレたのか襲いかかってくる。

「このガキを斬れ!」

首謀者に命令され、残りの5人が一斉に斬りかかってくるが、
俺はその斬りかかってくる奴らを九喇嘛の魔力の鎧から腕を6本出し、1本で螺旋丸を作り出し、残りの腕で5人を捕まえ

「螺旋吸丸!」

螺旋丸に5人を押し当てた。その5人は鮮血を飛び散らかせ再び起き上がる事はなかった。

「なぜ貴様は守ろうとするのだ!貴様には関係ないはずだ!これは姫島の問題なのだ」

後退りしながら、叫びながら訴える。

だが、無論俺にはそんな言葉は届かない。

「何も悪い事をしてない人を見過ごすわけにはいかないだろ!」

そして、俺は螺旋丸を左手に作り

「螺旋丸!!」

「ぐぁああああああ」

首謀者と思われる男に一撃入れた。

女性とその子供が近づいてくる。

「どうもありがとうございます。助かりました。ケガはしてないですか?」

「ケガはしてないですよ。2人とも無事でよかったです」

「私とお母様を助けてくれてありがとうございました」

女の子が顔を赤くしながら俺を言ってくれた。

「それじゃ、俺は帰りますね。」

「お礼をさせてください」

と女性から話しかけられるが、

「自分が好きでやったことだから気にしないでください」

その言葉を残して神社を去り、俺は家へと帰っていった。


少女side


かっこよかったな。

「母様、あの男の子とまたあえるかな?」

「あの男の子に惚れちゃったの?顔が赤いわよ」

母様に言われ、自分でもリンゴのように顔が赤くなっ
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