第0章 原作前
神社の黒髪
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いだろう。それで怒り心頭の三大勢力が初めて手を取り合った。「この二匹のドラゴンを先に始末しよう!」とな』
ケンカとせいで同盟って。
本当にどんなけ暴れまわったんだよ
迷惑すぎるだろ!
『喧嘩の邪魔をされた二匹は怒り狂った。「神ごときが、魔王ごときがドラゴンの決闘に介入するな!」てな。まぁ、バカ丸出しの逆ギレだ。』
『話を聞いてれば、バカなドラゴンだな。』
九喇嘛も俺と同じ意見のようだ。
『結局、二匹のドラゴンは幾重にも切り刻まれ、その魂を神器として人間の体に封印された。神器に魂を封じられた二匹は人間を媒介にしてらお互いに何度も出会い、何度も戦うようになった。毎回、どちらかが勝ち、どちらかが死んだ。たまに出会う前に片方が死んで戦わないこともあったがな。』
「それがお前と白い龍ってことか」
『ああ、そうだ。今回の宿主はお前さんだった。まさかそんな歳で俺を覚醒させるとはな。だから少し楽しみでもあるんだ。』
俺は白龍皇と戦うことは楽しみにしてないぞ。死にたくないからな。
『いざとなったらワシの力も使え。そうすれば勝てるだろう』
ありがとうな、九喇嘛。
「ドライグもこれからよろしく頼むな。」
『ああ、相棒。俺こそ頼む』
場面変わって
今、俺が何をしているのかと言うと
外をランニングしている。
技を鍛えたりするのもいいけど、体力もしっかりつけないとね!
『『空〔相棒〕嫌な気配を感じるぞ』』
九喇嘛とドライグに言われる
確かに変な気配を感じる。
気配を辿っていくとそこは階段がありその上には神社があった。
近づいていくたびに気配のようなものがどんどん強くなっていく。
『空、気を引き締めろよ』
九喇嘛から注意される。声音も真剣なものだ。敵はそうとなものだという事だ。気をつけて挑まないといけない。そしてこれが始めての戦闘となる。油断しないようにしないと。
九喇嘛モードになり、眼を写輪眼に変化させ急いで階段を駆け上がっていった。境内には誰もいない。だけど……奥から数人の気配を感じた。
奥の方に進み建物の中に進むと、室内はボロボロ。タンスが倒れ、畳は抉れ、テーブルはひっくり返され、夕食が散らばっている。
「その子を渡してもらおう。忌々しき邪悪な黒き天使の子なのだ」
術者が6人で巫女装束に身を包んだ黒髪ストレートの優しい雰囲気の女性とその女性によく似た小さな女の子を囲んでいた。
「この子は渡しません!この子は私の大切な娘です。そしてあの人の大切な娘!絶対に渡しません!」
小さな女の子を庇うように女性が叫び女の子を今一度、強く抱きしめる。
女の子は……泣いている。
「・・・貴様も黒き天使に心を穢されてしまったよ
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