脅迫されて戦車道はじめます。
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梨華と蝶野一尉が話していた頃、みほ達は大浴場で麻子を説得していた。
「すまない。もう、選択科目は書道を選択している。」
「れ、冷泉さん。冷泉さんがいてくれると、助かります。」
華が勧誘したが、
「悪いが、無理。だが心当たりがある。」
「それって誰なの?」
みほが麻子に聞いた。
「クラスが同じの大狩梨華、高林絵里、木島さやね、中橋裕香、大上亜依。転校してくる前は公立白河女子高で戦車道をしていたらしい。」
それにみほと優花里が反応した。
「大狩梨華って本当なの?」
「大狩梨華ってまさか大狩流の?」
二人の質問に麻子は、
「ああ。でも戦車道がしたくないから大洗に来た。と言っていた。」
「結局無理なんじゃ。ってどうしたのみぽりん。」
「梨華とはね、よく一緒に遊んだり、戦車道の練習をしてたんだよ。でも去年の大会で・・・」
みほは暗くなったから、優花里に聞くと、
「大狩梨華さんは去年の大会で三回戦で負けてしまいましたが、国際強化選手に選ばれた一人なんです。そして西住流と肩を並べるくらいの名家なんです。」
「そんな人がなんで大洗にいるの?」
「それはわかりませんが。でも理由があるはずです、冷泉殿が言うような。」
戦車道がしたくないから大洗に来た。
この言葉には何かがあると掴んだ優花里。
そして出ていこうとする麻子を、
「麻子いいの?遅刻ばっかりで単位足りて無いんでしょ。」
沙織を無視して出ていったが、
「このままじゃ留年しちゃうよ、麻子。私のこと沙織先輩って呼ぶんだよ?」
すると戻ってきて、
「それは、嫌だ。西住には朝の恩もあるしな。」
「ただ単に、単位が欲しいだけなんでしょ。」
と沙織が言うと、みんなが笑い出した。
また生徒会の役員が大狩梨華と蝶野一尉の会話を聞いていて生徒会長の角谷杏に報告していた。
そして河嶋桃に言って明日の朝に放送で呼び出すことになった。
次の日、朝のSHRに放送が流れて、
「普通科2−C大狩梨華、高林絵里、木島さやね、中橋裕香、大上亜依。至急、生徒会室に来なさい。」
すると担任の先生が、
「五人は直ぐに行くように。」
と言われ教室から出ていった。
「何なんだろうね?」
「まさか戦車道をやれなんて言われるかもよ。」
「それはないと願いたいよね。」
そして生徒会室に向かって歩いた。
「「「「「失礼します。」」」」」
生徒会室に着いた五人はロックをして入っていった。
其処には生徒会長の角谷杏と、河嶋桃、小山柚子の三人がいた。
「早速なんだけど、選択科目を戦車道に変えたからよろしく。」
会長の言葉に梨華が、
「どうしてですか?」
「そりゃー、大狩流の継承者と国際強化選手だったからに決まっているじゃん。」
「どうしてその事を?」
梨華が質問してみると
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