一章
21
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んな大都市では、都合のよい情報屋もおらぬわな。それで軍の飛空挺に隠れるような訳のわからぬことをしておるのか
「いいだろう。妾の方が向いていそうだ。犠牲者もなくなるし良いことばかりだ。どうせ全員幻覚でも見せて壊す気であったのだろう?乱暴なやつめ」
「破壊が俺の能力なんだから仕方ねぇだろ」
「そうじゃな。それで妾の望みだが……」
濃紫の瞳、生意気な眉にツンとした鼻。薄く淡い唇。女性らしくもなく、頑強な男性さもない。ただ、強面で生意気な刃のような男。その首筋にそっと爪を当てた
「そなたの生き血。黄泉の世界が垣間見えるほど、その血を妾によこせ」
「…………ち。言うと思ったぜ。手加減しろよ。死ぬと思ったら殺す」
「良い。長く血など口にせんかったから……妾も飢えておる。全力であがらうがいい」
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