転校しました。
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梨華はあの日から戦車道の授業を休み、編入試験の勉強をしていました。
そして編入試験当日には個室に一人づつ振り分けられて試験を行いました。
もちろん私は勉強の成果がでて見事に合格しました。
そして私の他に後、五人の合格が確認されました。
高校生活二年目の春に私は戦車道では無名校の大洗女子学園にやって来ました。
まだ友達がいないこの地で新たな一歩を踏み始めたのです。
私は住んでいるマンションを出て道を歩いていると私が良く知っている少女に見ました。
西住みほ、彼女とは幼馴染みで昔は良く一緒に戦車道をしていました。
でも私はみほが気づいていないことを感じて、あえて声をかけないことにしました。
それは何故かと言うと、みほに関わると良いことがないからです。
そして学校には遠回りをしていくことを決め、裏道に入って行きました。
そこを抜けて遠回りをして学校に向かっていると、
「梨華副隊長。」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえたので後ろを振り替えると、
「お久しぶりです。梨華副隊長。」
「本当に久しぶりですね副隊長。」
「私たち転校したんです。」
と挨拶してくる三人の少女達。
上から順にさやね、絵里、裕香。
三人とも元白河女子高の戦車道をとっていて。
さらに梨華と同じ戦車に乗っていた仲間であった。
そして梨華は気になることがあった。
「どうしてみんながいるの?」
「それは、私たちのせいで負けてしまって。戦車道を続ける勇気が無くなっちゃたんです。」
「そうなの二人とも?」
「はい。」
一人は「はい。」と答えたのだが、
「違うでしょ。副隊長だけに責任を押し付けたくは無かったから転校したんでしょ。」
元通信手の裕香が答えた。
すると二人は、
「それは梨華に言わない約束でしょ。もう計画が台無しだよ。」
「ゴメン。でも嘘はつけないよ。」
裕香の言葉が胸に刺さった二人は、
「「嘘ついてすみませんでした。」」
「いいよ。それに少し嬉しかったから。」
二人は下げた頭をあげて笑った。
「それに私達の愛用していた戦車は私の家で預かっていますので。」
と元操縦士のさやねが言った。
「そうなの。それはよかった。私達の戦車が廃棄になると聞いていたから。」
「大丈夫です。私の家が車屋なんで整備してくれるそうです。」
「ありがとね、さやね。」
「いいえ。それよりそろそろ行きましょうか。」
「そうですね。ではいきましょう。」
四人で学校に向かった。
「私のクラスは・・・あった、普通科2−C。みんなは?」
「私も同じです。」
「絵里と同じく一緒です。」
「私も一緒ですよ。」
四人が同じクラスだとわかってクラス分けを見ていると、
「みほさんは2−Aみたいですね。」
「みんな、私達のクラスに亜依がいるよ。」
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